ACP/Randonneur 10000【ランドヌール10000】

Randonneur 10000規則(原文翻訳) *原案(現状では参考のみ)

ランドヌール5000 (RANDONNEUR 5000)ができてから50年、ACP(オダックス・クラブ・パリジャン)は新たに10,000km走ったランドヌールを称える賞を設けることにしました。ランドヌール10000(RANDONNEUR 10000)です。受賞者にはR10000のメダルと認定証が贈られます。また通し番号が与えられます。 対象となるイベント : 全ての対象となるイベントを最初のイベントの初日から数えて6年以内に完走すること。受賞対象となるためには完走しなければならないイベントは以下の通り。
  • ACPブルベ全距離を各2回 (200、300、400、600、1,000km)

    より長い距離で短い距離の認定の代替とすることはできない。

  • パリ _ ブレスト _ パリ ランドヌール を1回
  • ランドヌール・モンディオ(Les Randonneurs Mondiaux)認定の 1,200km以上 を1回
  • フレッシュ・ベロシオ (Fleche Velocio)を1回

    実際の認定距離を対象とする (チームの走行距離が最少必要認定距離の360km以上であること) 最低でも3人がフレッシュを完走すること(チームとして認定されていない場合、個人の走行距離を申告することはできない) 海外のランドナーはフレッシュ・ベロシオのルールに則って開催されるACP認定のフレッシュ・ナショナール(Fleche Nationale)を走ることでも代替可能。

  • BRM of 600km with a minimum elevation of 8000m を1回

    新規受賞資格で申請をする場合は、「Super Randonnee 600km」欄に「 BRM of 600km with a minimum elevation of 8000m」の認定内容を記載して下さい。申請に使用するBRM of 600km が「 BRM of 600km with a minimum elevation of 8000m」を満たしているか? は、主催クラブへ申請者が確認をして下さい。

  • 認定距離10,000kmの達成のために使えるイベントは以下の通り
    • フレッシュ・ド・フランス(Fleches de France、ACPパーマネント)認定されているルートを使用して金部門か銀部門で走ること。フレッシュ・ド・ディエパ(Fleche de Dieppe)は200km以下なので対象とならない。
    • ブルベ・ランドヌール・モンディオ (Brevets Randonneurs Mondiaux)
    • ランドヌール・モンディオ(Les Randonneurs Mondiaux)認定の 1,200km以上 。これらをACPの1,000kmブルベの代替とすることはできない。
    • 各種 フレッシュ (Fleches Velocio、Fleches Pascales、または Fleches Nationales)
  申込方法 : 申請書を郵送またはEメールで10月31日までに送付すること (PBP開催年も同様) 返信先を記入済かつ(重さ250gを送れる)切手を貼付した封筒を主催者に送ること。海外 (翻訳者注:フランス国外) のランドナーは国際返信切手券を使うこと(www.upu.int) : EU圏内在住者は8枚、EU圏外在住者は9枚。メダル、認定証、ACP発行のリザルトは1月に発送される。ACPはこれらの規則を変更する場合がある。 問合せ先 : Geneviève FABUREL 2 rue des Aulnes 78920 ECQUEVILLY – FRANCE tél. +33 (0)1 34 75 98 57 R10000@audax-club-parisien.com 郵送による問合せは必ず切手貼付済の返信用封筒を使うこと。

ACP/Super Randonnees 規定(原文翻訳)

0. はじめに

スーパーランドネの精神は走者の自由と成熟度があって成立します。
パーマネントであるルートを走者は自発的な意思のもとに走ります。
出走日時、事前準備、持ち物や走行時間を管理したり、宿泊するのか、寝袋を使うのか、それとも寝ないで走るのか、全て自身で決めるのです。
主催側は(ランドヌールかツーリストかの)カテゴリ別での制限時間を設定し、車両によるサポートなしで走るよう求める以外の責務はありません。
走者は自身でコントロールの通過を証明する必要があります。
走者はすべて自分で対処しなければならないのです。

1. スーパー・ランドネ (Super Randonnees) とは?

スーパーランドネはACPが主催、認証、認定する挑戦的なパーマネントです。世界的に有名なものから無名のものまで、峠やピークをいくつも含む山岳地帯を走り、景色は最高。距離は約600km(373マイル)、獲得標高は10,000m超(32,800フィート)にもなります。

申込み時に参加者はスーパーランドネをツーリスト(Tourist)部門かランドナー(Randonneur)部門で走るか選択します。

- ツーリスト部門は連続した複数日、かつ一日最低80km(50マイル)以上を走っての完走が必要
- ランドヌール部門は50時間の時間制限あり。休憩等も含めた平均時速で12km/h (7.45mph)以上となります。

スーパーランドネはパーマネントなのでルートが通行止めになっていない限り一年を通していつでも走ることができます。出走前に通行が可能なことを確認すること。

2. 参加者について

申込みを済ませると参加者はブルベカードとフレームバッジを受け取ります。走行中は両方とも常に携帯しておく必要があります。
スーパーランドネは所属団体に関係なく全てのアマチュア・サイクリストが参加することができます。
各参加者は適当な損害賠償保険に加入していなければなりません。
参加できるのは人力の乗り物。動力は完全に乗車している人の力によるものに限ります。
単独で走ることもグループで走ることも可能です。
18歳以下の参加者は保護者または法定後見人の同意が必要です。

3. 参加者の義務

参加者は道路交通法に従って走り必ず信号を守ること。各参加者は個人的なサイクリングをしていると見なされる。ACPはスーパーランドネ参加中のいかなる事故についても責任を負わない。

ルートおよびチェックポイントは詳細なキューシートに示される。GPSファイルも用意されている。ショートカットや回り道は認められない。

ランドナー部門での出走者は公式のスタート場所から出走しなければならない。ツーリスト部門の場合キューシートのどこからでもスタートできるものとする。

各出走者は自己完結が求められる。頻度に関わらずサポート車両はコース上、コントロール上ともに認められない。

夜間走行に備え前方および後方に自転車本体にしっかりと固定された灯火が必要。夜間や(雨や霧などで)薄暗い場合には常に点灯しなければならない。

夜間や薄暗い場面においては、反射ベストの着用が必須(フランスの道交法にて義務付けられている)。
夜間走行における違反は直ちに失格対象となる。
修理できない灯火の故障等に備え、予備の灯火装備を強く奨励する。

認可されているヘルメット着用、明るい色の服装、サバイバル・ブランケット、携帯電話の所持を強く奨励する。

4. 申込み

各参加者は主催者に連絡を取り参加費を走行予定日の30日前までに支払うものとする。完走すると記念メダルがある場合もある。メダルは申込時または完走後のカード提出時に注文できる。ブルベカードを返送することで申込みをキャンセルすることができるが返金はメダル代のみ。

ツーリスト部門においてブルベカードは登録完了日から三年で失効する。ランドナー部門は出走日と時間を申告しなければならない。申告日時を公式のスタートとし、これは厳重に守られなければならない。出走日時は主催者に新たな日時を連絡すれば出走の一週間前までは変更することができる。

ツーリスト部門では出走日時の指定は不要だが、公式のスタート地点以外から出走する場合はその場所を主催者に申告しなければならない。

5. コントロールと通過確認

ツーリスト、ランドナー部門ともに参加者はブルベカードに姓名と住所を記入すること。スタート時間、ゴール時間、指定されたコントロールの通過時間の全てを記入しなければならない。時間は日付、時、分、を含む。

スーパーランドネのコントロールはピークや峠の人里離れた場所である場合が多い。そのような場合、参加者は指定の標識下に自転車を置き、その写真を撮って通過を証明することができる。標識は地名(峠、ピーク)を示しており、簡単に見つけることができる、またACPは「奨励情報(information and recommendations)」で詳しい情報を提供している。主催者にEメールで情報を求めることもできる。

街中にあるコントロールについては街の入口または出口にある地名標識の前に自転車を置き写真を撮ることで通過証明とすることができる。カフェ、パン屋、食料品店、ガソリンスタンドなどの地元施設でカードに通過証明を貰うのも可。

必要な写真や通過証明が揃っていない場合、チェックポイントの時間欠損、カード紛失(出走後どれだけ走ったかに関わらず)は失格となる。各参加者がそれぞれのチェックポイントで通過証明とブルベカードへの必要事項記入に責任を持つこと。グループライドの場合、各自転車について写真が必要。各参加者一人ごとに写真を撮ることを強く奨励する。参加者が一緒に写真に写ることはかまわないが自転車が写っていることは必須。

スタート地点および途中でシークレット・コントロールを行う場合がある。
途中で棄権する場合は可能な限り早く主催者に連絡すること。

ランドナー部門で出走し50時間を超えてゴールした場合、通過証明関連が全て揃っていればツーリスト部門での認定とする。

参加者はゴールでブルベカードに署名をした上で通過証明の写真を添えて主催者に返却しなければならない。写真は電磁的記録(メール添付の写真ファイル)での提出も可。ブルベカードは認定が下りた後に認定番号と一緒に返却される。認定番号は時系列順にツーリスト部門、ランドヌール部門を通して割り当てられる。記録はACPのウェブサイトおよびスーパーランドネのブログに時系列順に掲示される。スーパーランドネは競争ではない。参加者は結果によって分類されるものではない。

6. その他

スーパーランドネは他のイベントやブルベの一部として行われるものではない。

スーパーランドネは600kmのBRMと同じコースかつ同じ日時に行うことはできない。

スーパーランドネはパーマネントなので、主催者は年間を通して出走を受け付けなくてはならない(通行規制がない場合)。主催者は希望する場合に日付を指定することができる(注:「より多くのランドヌールの参加を促すために、主催者は参加者に対して特定の日時のスタートを奨励してもよい」の意。ただし参加者に対して特定の日時のスタートを奨励すること自体は推奨されない)。ただし全ての規則を遵守することとする。特に頻度に関わらずサポート車両を使用してはならない。走者に替わってコントロール業務(=通過証明)を実施してはならない。主催者はツーリストとランドヌールの選択肢を用意する必要があり、走者に走行スケジュールを指定してはならない。

スーパーランドネ参加者はACPによって名前が掲示される。個人情報は商業的に利用されることはなく、また第三者に提供されることもない。

スーパーランドネ参加者はこれらの規則に完全に同意したとみなす。詐欺、不正、不当な規則違反は全てのACP主催イベントから排除される結果となる。参加者は訴えや苦情を最終判断を行うACP役員会(Board of Directors of ACP)に書面で(メールを含む)行うことができる。

7. 連絡先

Sophie Matter
641 chemin de Parayon
F-83570 CARCES
sophie.matter@audax-club-parisien.com
フランス国内から 06 650 44 200
国外から  (33) 6 650 44 200

2012年6月(2015年1月一部改訂)

RMやACP資料の日本語訳

正確な翻訳を心がけていますが掲載した文章には誤りを含んでいる可能性があります。誤りを発見した場合はお知らせ下さい。

RM: Randonneurs Mondiaux

定款(Bylaws) 原文( 仏語 英語
ランドヌール・モンディオ規定(pdf) 原文( 仏語 英語

ACP: Audax Club Parisien

ACPと日本のACP Representativeとの パートナーシップ契約(和訳、pdf) 英語原文 (光学スキャン後pdf化)
  • ここにアップしてあるのは加藤孝Audax Japan初代会長のパートナーシップ契約です。
  • 日本でBRMを開催するためには日本のACP RepresentativeとAudax Club Parisienがパートナーシップ契約を結びます。ACP Representativeは国あるいは地域に一名であり、個人がその任につきます。しかし、日本の場合には、Audax Japan会長が自動的にACP Representativeに就任することがACPによって認められています。従って、会長交代のたびにパートナーシップ契約を結びます。内容的にはかわらないため、ここに掲載する契約の和訳と原文は更新しません。
  • RULES FOR ORGANIZERSの和訳は下記BRM主催者規則と同じです。
  • RULES OF BREVETS RANDONNEURS MONDIAUXの和訳は下記BRM参加者規則と同じです。
BRM参加者規則 BRM主催者規則 フレッシュ規定
  • 和訳 (2004.10) 原文 (ACPサイトのFleches Pascales と Fleches Nationalページが統合され、一緒になっている。基本は FLECHE VELOCIO のルールが適用される)
ランドヌール5000規定 ランドヌール10000規定 シューペル・ランドネ参加者規則 シューペル・ランドネ主催者規則 保存 保存

ACP/シューペル・ランドネ主催者規則(原文翻訳)

ルート認証

主催者はルート案(コントロール含めて)を詳細なキューシートと openrunner.com上のオンラインマッピングで提出すること。距離は600km(少し超過しても良いが619km以上はだめ)。獲得標高は最低10000m、それ以上でも可。周回ループや星型のルートはだめ。ある程度の往復箇所は認めるが可能な限り避けること。ルートが認証されたらACPが新規のSuper Randonnee作成を承認する。

主催者責任:

主催者は規則を守ること
http://www.audax-club-parisien.com/EN/index.php?showpage=422

注:

  • 二種類の出走オプションを提示しなければならない:ツーリストとランドネ
  • 走者は自己完結を求められる。サポートカーは禁止。
  • 主催者は完走者を同等に扱う。パフォーマンス(訳注:順位)で優劣をつけてはならない。

走者はブルベカードとフレームバッジを受け取る。主催者がそれらのカードのバッジをACPに注文する。

主催者がSuper Randonneeの申請書を受け取る。主催者がカード、チェックポイントの写真、各コントロールの通過時間(スタートとゴールを含む)を確認する。時間チェックは主に50時間制限で走ることを選んだ走者のため。

個々の走者の記録は主催者が集め、ACP認定のために私に送付すること。ブルベカードは返送しなくてよいが、要請があれば記入済みのカード、写真などは送らなければならない。それらについての異常は失格になりえる。

参加費:

主催者が適当な参加費を決定する。主催者はサポートを提供するものではないので高い参加費は必要ない。主催者はACPに対して走者毎に3ユーロを通信費として支払う。

メダル:

Super Randonnee(SR)にはメダルはない。
ACPではフランスの既存のSuper Randonneeにメダルを作成したが、海外向けに作ることはないし、通常のメダルを提供することもない。各主催者がメダルやそれに順ずる賞を作ることは可能。

出走オプションについて:

SRは多くの走者にとってのチャレンジでなければなない(限られたエリートライダーのためではない)。そのため二種類の出走オプションを用意してある。走者は時間制限(50時間)の有無を選択することができる。時間制限有りの走者はランドヌール(Randonneurs)、時間制限無しの走者はツーリスト(Tourist)と呼ばれる。

ツーリスト枠は軽視されるべきではない。ルート(やサービス)をランドヌール枠で走る前に日中に細かくみてまわることができる。これはチャレンジングなライドを求めながらも見たことのない景色を睡眠不足の疲労や時間制限のストレスに追われることなく楽しみたい層を呼び込むだろう。また通常の600kmブルベを30-35時間で走れるからといってSRを50時間で走れるとは限らない。

全ての完走者を同等に扱うことは非常に重要。ツーリストでもランドヌールでも。

ACPではR10000認定の為には50時間時間制限があるSuper Randonnees認定を必要とする。
http://www.audax-club-parisien.com/EN/index.php?showpage=461

2012年7月21日
Sophie MATTER, in charge of the SUPER RANDONNEES

改定事項:

累積標高が多いルートについて制限時間が延長される。1万mを越えて500m増える毎に一時間ずつの延長される。

ランドヌール部門の完走時間の公開を行わない。
公開される結果は完走者全てが同じ扱いとなります。完走することこそが重要である。

ACP/Randonneur 5000【ランドヌール5000】

Randonneur 5000規定(原文翻訳)

Audax Club Parisien 主催のイベントでの走行距離が、合計 5000 キロ に達したランドヌールを称える賞が、 ACP によって 1961 年に創設されました。この賞は、 Randonneurs 5000 と名づけられ、受賞者にはメダル(授賞順の通し番号・受賞年度つき、受賞者氏名が刻印)が無料で贈呈されます。賞の対象となったイベントの中で、一番最近に参加したイベントの開催年がメダルの年度になります。 受賞条件 :最初と最後のイベントの間隔が、1日でも 4 年を越えないこと。また、 Randonneur 5000 の候補者は、最低でも以下を完走すること。
  • Randonneurs Mondiaux のブルベの全シリーズ: 200 300 400 600 1000 キロ

    より長い距離のブルベで代替することはできない

  • パリ _ ブレスト _ パリ ランドヌール を1回
  • Fleche Velocio (認定されたものに限る。 3 台以上のマシンの完走と、24時間で 360 キロ以上の走行が条件。)を1回
フランスから遠く離れた外国人の場合、 Fleche Velocio の規定に基き、類似イベントが開催される。
  • 5000 キロ達成の対象は、以下のイベントに限られる。
    • Fleches de France の一般コース。ただし、金または銀部門のみを対象とする。 Fleche de Dieppe 200 キロ以下)は対象外である。 (翻訳者注: Fleche de Dieppe とは、パリ _ ディエップ間の Fleche のことだと思います。)
    • Brevets Randonneurs Mondiaux ブルベ・ランドヌール・モンディオ
    • 1200 キロ以上の Randonneurs Mondiaux (フランス以外の諸外国で開催され、ランドヌール・モンディオ会長の認定を受けたブルベ。)いかなる場合も本イベントは、ブルベ・ランドヌール・モンディオ( 1000 キロ)に取って代わるものではない。
    • 認定済みのVelocio または Fleches Pascales または Fleches Nationales
    • 認定済みのTraces V?locio または Traces Pascales (Darts)
これらで 1000kmのBRMの代替とすることはできない。
  メダル取得 :受賞対象者は、「ランドヌール 5000 」の申込用紙に必要項目を記入し、参加したブルベと、それぞれの認定番号を記載の上、 全書類の写し(裏表をコピー)を添えて 10 31 日までに送付のこと。 申込の際は、依頼者宛ての返信用封筒(サイズ 32/23 250g 相当の切手貼付)を添えること。外国人の場合は、発行機関のスタンプが押された、国際返信用切手を同封すること。 EEC (欧州連合の間違いだと思います) 5 枚 _ 米国、カナダ、南アフリカ: 6 枚 _ オーストラリア: 8 A.C.P. が発行するメダル(刻印済みのもの)、賞状ならびに盾は、毎年 1 月中に発送される。 申込用紙: ランドヌール 5000 の担当者: Genevieve FABUREL 2 rue des Aulnes 78920 ECQUEVILLY t?l. 01 34 75 98 57 genevieve.faburel@audax-club-parisien.com 申込用紙・資料請求をご希望の方は、返信用封筒に切手を貼り、ご自身の住所、氏名を記載の上、上記担当者宛てにご送付ください。 2009 1

ACP/NATIONAL FLECHES [ARROWS] History of the Fleche Velocio

This event was devised by Pierre Molinier who was chairman of ACP at the time. He adopted the idea of Paul de Vivie [Velocio] who at Easter cycled to Pernes Les Fontaines [his birthplace] on his own or with some friends. He loved this area which is beautiful at that time of the year: nature with all its lovely scents is re-awakening. In order to remember and honor this great cycle-tourist, the FFCT scheduled an Easter ride in its calendar.

Then Pierre Molinier proposed organizing Fleches Velocio, the destination of which being the Easter Rally location. Each year a town is chosen and the club in that area is made responsible for organizing the rally. He devised these Arrows in 1947, the start being outside the cathedral of Notre Dame de Paris.

Teams of 5 cyclists were required to get as close as possible to the destination, covering the distance in 24 hours. Then on Sunday everyone met up and still today it is really enjoyable to see friends from different parts of France, whether they are Fleche participants or simply those having a leisurely ride. To help riders the rules have been changed: they can set off from anywhere but it must be at Easter and they must be at the Sunday Rally to hand in their brevet cards.

When the Randonneur 5000 award was introduced, many foreign cyclists asked us how they could obtain it. They had all the other qualifying rides but could not get to France to achieve the missing one. [some riders from nearer countries did make the journey]. So we in ACP decided that Arrows could be run elsewhere provided that the Fleche Velocio regulations were adhered to. but an exception was made for those countries which had snow at Easter, the latest date for the rides being Whitsun. And a week either side of Easter is also allowed. In some countries it is possible to have a fairly central Rally to maximize the number of Arrows: Great Britain, Germany, Spain and Bulgaria. the Nordic countries organize the ride every two years to a specific destination, each one taking turns to be in charge. These are the National Arrows and this is how they should be organized. Arrows must not be run independently.

Among the larger countries such as Australia [they were the first to begin], and Canada and the USA, each of the states run their own Arrow, choosing a location which is more or less central where teams can meet up. This is exactly as the Fleche Velocio rules stipulate. In some areas the gathering of cyclists on Sunday is followed by a picnic or lunch in celebration.

(2008.2.8 ACPからの印刷物による資料より)

BREVETS RANDONNEURS MONDIAUX

BRM主催団体各位

BRM開催を申請する団体は、任命された代表者を通じて規定を自ら適用し、遵守させ、また以下の点を守ることを確約する。 ブルベは単なるイベントではなく、常連参加者が参加価値を実感できるための綿密な計画を必要とする。規定に違反した参加者に対しては、躊躇なく処罰していただきたい。 Audax Club Parisienは、善意を持ってBRMの世界的な発展に貢献している全ての方々に感謝する。  

BREVETS RANDONNEURS MONDIAUX

主催団体附則

  ブルベ開催にあたって発生する業務を時系列に沿って以下に示した。 開催前年: * 資料請求をすれば、関係書類一式が送付される * ACPとの唯一の連絡窓口となる担当者を指名する * イベント予定一覧表を然るべきACP_BRM担当責任者宛てに1110日必着で送付する (自国の連絡担当者を通じて、フランスまたはその他の国のACP_BRM担当責任者に送付); ACPの公式カレンダーに掲載されていない組織は、BRM公認を受けることができない * キューシート1)翻訳者注 原文ではitineraireを送付し、承認を得るACPが提供する書式、または同様の用紙を使用するキューシート(原文ではitineraireは明確、詳細、正確であること規定の距離より数キロ多くても、少ないことはあってはならない(フランス国内の場合はミシュラン・マップを参照のこと)ルートがスタート・ゴール付近と重なるようなコース設定をしない   (長距離サイクリングの精神を損なわず、棄権を防止するためには) ・ 交通量は少ないが、見つけやすい道路をコースに設定以下の数字を参考に、できるだけ等間隔にコントロールを設定: 200 キロで24箇所 – 300 キロで35箇所 – 400 キロで46箇所 – 600 キロで57箇所 – 1000 キロで610箇所PC間は概ね直線的であるように、コースを設定(蛇行は避ける)特に近道が存在する場合は、12箇所でのシークレットコントロールの実施(別書類に記載)を検討 重要:ACP会員が不意に実施するシークレットコントロールを設定してもよいスタート、コース途中、ゴールでのコントロールの場所と開閉時刻を明記する エクセルの使用が可能であればここをクリックしてコントロールの時間表を利用し、不可能であればhttp://perso.wanadoo.fr/audax-club-parisien/brm/brm_fic/plages_horaires_brm.htm ここをクリックする(エクセルより時間がかかる) * 日時、コース、コントロール地点の承認後の変更は、ACP担当責任者に必ず連絡する * 加盟団体も連盟のイベントカレンダーに掲載する 開催より一ヶ月以上前: * 広報活動(ビラ配布、専門誌への記事掲載、インターネット等) * 第三者賠償責任保険(対人保険)に加入 * イベントで通過する都道府県に承認されたコースを申告(フランス国内の場合) 開催数週間前: * Audax Club Parisien を支払い先とする小切手を添えて、ブルベカード(イベント開催3週間前)とサンプルメダル(適宜)を発注する。ブルベカードとメダルはPBPの翌年に変更され、4年間有効である。 開催数日前: * ブルベカードを準備する (ブルベとコントロール情報を記載) * 事前登録者のブルベカードに記入する(参加者と所属クラブの情報) 出発直前: * 参加者規則の掲示と希望する参加者への配布のいずれか一方、または両方を行う * その場での参加申込の場合、参加申込用紙に記入してもらう * 上記の参加申込用紙を参照しながら、ブルベカードに記入する(参加者と所属クラブの情報) * ブルベカードとキューシート(原文ではitineraireを配布する * スタートの手続きを行う(ブルベカードの表裏面のいずれかに、スタンプ押印または署名 + 出走時刻) コース走行中: * コース上では、コントロールが3種類ある主催者が指名した代理人よって実施されるもの(スタンプ押印または署名 + 通過時刻)商業施設または公共施設で実施されるもの(市町村名 + 通過時刻入りのスタンプ押印)上記が不可能な場合、通過する市町村からブルベ主催者宛てにハガキを投函する。ハガキには通過場所、時刻、氏名を明記のうえ署名し、ブルベカードには「ハガキ」と書いて通過時刻を記入する 到着直後: * ゴールで到着手続きを行う(スタンプ押印または署名 + 到着時刻) * 所要時間を記入する(1~5分刻み) * 各コントロールの有効性を確認する (ハガキの受領を待つこと) * 参加者にブルベカードに記入してもらう(メダルの申請(適宜)、署名) * 認定番号の取得までブルベカードを保管する ブルベ終了後: * 以下を10日以内に発送: ・ACPが提供する書式または同様の用紙に記載された、クラブ毎の認定対象者一覧(氏名、クラブ名、クラブコード、所要時間の記入は必須。メダルを希望であればX と明記する)上記一覧のうち、最初と最後のブルベカード(開催規定の正確な理解を確認する手段として、ブルベの初回開催時とACPから要請があったときに送付)希望者がいればAudax Club Parisien を支払い先とした小切手を添えて、メダルを発注する * ACPから返送後、ブルベカードに認定番号を記入し(フランス国内)、またはシールを貼付し(その他の国)、メダル(希望者のみ)と共に参加者に返却する * 希望者がいれば、シュペールランドヌールのメダルを申請する 同一年内にBRM 200300400600の認定を全て取得した参加者は、シュペールランドヌールのメダルを申請することができる。ただし、PBP登録した人には自動的にPBP年度のメダルが贈られる。氏名、クラブ名、認定番号を明記し、Audax Club Parisien を支払い先とする小切手を添えること。   200312 ACP-BRM 担当責任者 (フランス) Claude LEPERTEL R_sidence Fief Nord 4 Promenade Fran_ois Rabelais 77186 NOISIEL claude.lepertel@audax-club-parisien.com ACP-BRM 担当責任者 (その他の国) Jean Gualbert FABUREL 2 rue des Aulnes 78920 ECQUEVILLY 電話 33 (0) 1 34 75 98 57 jg.faburel@audax-club-parisien.com

*1 翻訳者注 原文ではitineraire

ランドヌール・モンディオ(RANDONNEURS MONDIAUX)公認ブルベの規定

第1条: ブルベの認定権を有するのは、全世界でAudax Club Parisien(以下ACP)のみである。1921年以来、全ブルベに認定番号が受理順に割り当てられ、登録されている。 第2条: ブルベはクラブや団体、連盟への所属の有無に関わらず、サイクリストであれば誰でも参加できる。未成年者は、ACPと主催組織の責任免除を明確にする保護者の許可と、過去6ヶ月以内の健康診断書の提示を条件に、参加を認める。 人力のみで駆動する軽車両(以下、自転車)であれば、種類を問わない。(訳者注:フランス語では「velo (自転車)」という言葉の代わりに、「machine (機械、マシン)」という言葉が使われています。これは自転車に限らず、人力で動かされる機械は全てOKだという意味が込められています。) 第3条: 参加希望者は参加申込用紙に記入し、主催者が定めた参加費を払う。 第4条: 参加者は所属連盟を通じて、もしくは個人的に第三者賠償責任保険に加入する必要がある。(総合保険の多くは、企画された有料イベントの参加を保険適用外と位置づけているため、注意が必要である。) 第5条: 参加者は個人的に走行しているとみなされ、道路交通法や公式の道路標識を守り、自転車専用道路がある場合はそれを利用する。 ACP 並びに主催組織は、ブルベ開催中に発生した事故の責任は一切負わない。 第6条: 夜間の走行時は自転車の前後にライトをしっかりと固定し、常に点灯可能な状態を維持する。(予備電球を携行し、照明方法も2重に確保することを推奨する。)主催者は、ライトの状態が本規定を満たしていない参加者のスタートは認めない。参加者は日暮れには直ちにライトを点灯し、雨や霧等により視界が不十分である場合も必ずライトを点灯する。また、集団で走っている時でも、参加者は各自ライトを点灯しなければならない。夜間は明るい色の衣服と反射腕章の着用を推奨する。また反射タスキもしくは反射ベストの着用は義務付けられている。 上記ルールの違反がコントロールで発覚した場合は、ブルベの認定は受けられない。 第7条: 参加者はブルベ達成に必要な全要件を自力で満たす。コーチやトレーナー、サポートカーの伴走といった組織的な支援は、コントロールポイント(シークレットコントロールの可能性あり)以外では認められない。本条項の違反者は失格となり、それが最終決定となる。 参加者はきちんとした服装、態度でブルベに臨むこととする。 第8条: 参加者にはスタート時に、幾つかのコントロールポイント(ブルベカードのチェックが義務付けられている)を示したブルベカードとキューシート(原文ではitineraire)が配布される。主催者は一箇所または複数箇所でシークレットコントロールを実施することができる。このため、また保険の関係上、参加者はスタート時に配布されるキューシートに沿って走行することが求められる。 第9条: 主催者がコントロールポイントを特定しない場合、参加者はコントロールの対象となる市町村名が入ったスタンプの押印を商業施設、ガソリンスタンド等で受ける。夜間のようにスタンプ押印が不可能な場合、通過場所、日時、氏名、所属クラブ名を明記の上、ハガキを組織代表者宛に投函し、ブルベカードの確認欄に「CP」(訳者注:仏語で「ハガキ」(carte postale)の略)と投函日時を記入する。 コントロールでは通過時刻を必ず記録し、24時間を超えるブルベの場合は日付も記入する。 スタンプの押印漏れ通過時刻の記入漏れ、またはブルベカードを紛失した場合は、(紛失地点の距離に関わらず)認定は受けられない。参加者は各自の責任でブルベカードのコントロールを受ける第10条: 完走の制限時間はブルベの距離に比例して設定される:13時間30分 (200km)、20時間 (300km)、27時間 (400km)、40時間 (600km)、75時間 (1000km) コントロールの通過は、ブルベカードに記載された開設時間内に行う。参加者は、設定された時間枠内にコントロールを通過しなければ、制限時間内に完走しても認定を取得できなくなる。 第11条: 不正行為を行った参加者は、不正行為の如何に関わらず、ACP以下、RMに所属する全組織から除名される。 第12条: 参加者はゴールブルベカードに署名し主催者に提出する。認定後、ブルベカードは参加者に返却される。紛失による再発行は行わない。 ブルベは競争ではないので、参加者の順位付けは行わない。 認定後、参加者は記念メダルを購入することができる。メダルの申請と代金の支払いはゴールでブルベカード提出時に行う。 第13条: ブルベ達成の証であるメダルはブロンズ色(200km)、銀色(300km)、銀に金メッキ色(400km)、 (vermeil という言葉には、「金メッキの施された銀」という意味以外にも、真紅という意味があります。ここでは前者と考えるほうが自然だと思います) 金色(600km)、銀製(1000km)となっている。メダルは原則的にPBPの翌年に変更される。メダルの代金はブルベ主催者が示す。 シュペールランドヌール: 同一年内に200、300、400、600キロのブルベ・シリーズを達成したランドヌールに贈られる称号。該当者は自分の所属するブルベ主催クラブに認定番号を提示し、メダル代金の支払いを行った上でメダルを申請することにより、ブルベ・シリーズ達成の記念メダル(PBP年度のデザイン)を受け取ることができる。 第14条: ブルベのコース全体、または一部に重複して他の長距離イベントを実施してはならない。 第15条: ブルベの参加申請、出走は当人が本規定を無条件に受け容れることを意味する。苦情や抗議は、理由の如何に関わらず、イベントから48時間以内に主催者に書面にて送付しなければならない。主催者はその内容を確認の上、見解を添えてACPのランドヌール委員会*1(Commission des Randonneurs)に伝え、ランドヌール委員会が審議、決定を行う。
*1 日本国内の苦情や抗議はAJに対して行い、AJが審議、決定する。 「この規定はフランス以外の国には適用しません。現在我々は新しいルールを作成中であり、其のルールはこの疑問に対して、明確な回答となるでしょう。当面はRUSAの方法でよい。AJ内で問題が解決できない場合のみACPに連絡をください。」2005.4.8 ACPからAJへの回答(原文英語)。
第16条: ACP理事会(Comit_ Directeur de l’ACP) に問題が持ち込まれた場合、また本規定では定めていない意見の相違が発生した場合、ACP理事会が解決し、その判断を最終決定とする。
規定原文は仏語、仏語からの日本語翻訳:直子カルタン、英語からの日本語翻訳:井手マヤ/2005年10月14日)

ACP/Fleche Velocio 規定(原文翻訳)

1947 年に Audax Club Parisien によって創設された全国的なイベント
 
Audax Club Parisien が主催、管理する Fleche Velocio は、プロヴァンス地方の最終目的地に向かって行われる、自転車のランドネーであり、必ず以下の条件を満たすものとする。 本イベントはチーム・イベントで、参加マシンの数は最多で5台、最少で 3 台とし、参加者は出発当日に満 18 歳以上であること。各クラブは複数のチームを登録できる。 本イベントは24時間イベントで、コースは各チームの自由選択にまかされるが、距離は 360 キロまたはそれ以上である必要がある。出発時刻は金曜日(訳者注:イースターの金曜日、 Good Friday を指す)の午前 6 時から翌土曜日の午前 10 時の間であれば、いつでもかまわない。組織責任者がコース中にコントロール ・ポイントを設定するので、地図( Carte Michelin )を参照し、地図上のコントロール・ポイント間の最短距離を実走行距離として採用すること。 人力のみで動かされるマシンであれば、種類を問わない。 各マシンには、最新の規定を満たし、正常に作動する強力なライトを固定すること。 夜間は、反射タスキ、または反射ベストの着用が義務付けられている。 明るい衣服、ヘルメット、反射 バンド の着用を強く推奨する。

チームの申込手続き

早くは 1 月から、遅くともイースターの6週間前までに、組織責任者宛てに、コースと時間を詳細に記した計画書を 2 部送付すること。また、その際には、チームリーダー宛ての返信用封筒(サイズ 22 x 33, 国内便で 50g 相当の切手貼付)も同封のこと。 ボランティアの方々の負担軽減のため、コントロール間の距離(キロ)、全行程の距離(キロ)、予想通過時刻を示したコース( コース表? )は、丁寧に詳しく記載し、判読可能でなければいけない。走行中は、予め登録したコースに厳密に従うこと。少しでも逸脱があれば、 ACP が加入する補助的保険は適用されなくなる。出発日時と場所は厳密に記載すること。 組織責任者は計画書を了承次第、申込用紙 2 部と identification 用紙 (個人登録用紙?)を送付するので、それらに記入し、 ACP 宛ての小切手(参加費)、各参加者のライセンスの写し(有効なものに限る)、チームリーダー宛ての返信用封筒(サイズ 22 x 33 、国内便で 250g 相当の切手貼付)を添えて返送すること。この封筒は、ブルベカード、 plaques de cadre (自転車の前部につける ID 用のプラカード?)、夜間( 20 00 _ 08 00 )コントロール用のハガキ(イベント当日に切手を貼って投函すること)を送付するために使われる。 各参加者はブルベカードが届き次第、出発前に必要項目に記入し、署名すること。 走行中、参加者は各自ブルベカードを常時携帯し、ブルベカードに記載されている全ての指示に従うこと。ブルベカードが未記入であれば、チーム全員が認定を受けられなくなる。 認定により以下のものが付与される。
  • 認定証とメダル
  • カップやチャレンジへのチームとしての参加権

認定条件

Fleche Velocio が認定され、各種チャレンジやカップに名乗りを上げるためには、以下の条件を満たさなければいけない。
  • 最低でも 3 台のマシンがゴールすること
  • 全マシンが同じ距離を走行すること
  • 22時間目から24時間目の間に、25キロ以上を走行すること
  • チームリーダーまたはその代理人が、イースターサンデーの午前 8 時から 10 時半の間に集合地点に出向き、その場で記入済みのブルベカードを ACP 代表者に手渡すこと。 認定の際に採用される距離はイベント当日に実際に走行した距離だが、あらかじめ登録した距離の± 20 %以内に含まれていなければいけない

その他

本ランドネーは競争ではない。各参加者は個人的にサイクリングをしているとみなされる。 サポートカーの伴走は認められないが、休憩地点に限りサポートカーの支援を受けることができる。 サポートカーの有無に関わらず、休憩は 2 時間を越えてはいけない。 各チームは単独行動をすること。2つ以上のチームが一緒に走行してはいけない。 複数のチームが同じ出発地点からスタートする場合、スタート時刻は 1 時間ずつずらして設定すること。 コースにはコントロールを実施するコントローラがおり、違反が発覚した場合は違反チーム全員が認定を受けられなくなる。 チーム編成が変更になる場合は、スタート前に組織責任者にその旨を連絡すること。

組織責任者

Michele HUGON 30, rue de la JANVRERIE ― 91470 LES MOLIERES ― Tel. 01 60 12 47 68 E-mail : michele.hugon@audax-club-parisien.com 参加費: FFCT 会員は、1チームあたり 50 ユーロ。 それ以外の組織の会員は、1チームあたり 52 ユーロ。 ACP は、本規定をいつでも変更することができる。 2005 6

ランドヌール・モンディオ(Les Randonneurs Mondiaux) By Laws(定款)

2003年8月23日総会において制定

第一条: 会の名称

ランドヌール・モンディオ(RM)は、ランドヌール・サイクリングというスポーツに打ち込んでいるサイクリング組織によって構成される国際的な協会であり、1983年8月にオダックス・クラブ・パリジャン(ACP)主導の下、8カ国の代表者(設立会員)の協力により創設された。本会の公用語はフランス語と英語とする。また、住所はACPの本部とする。本会はフランスの国内法の適用を受け、管轄権はフランスの裁判所が所有する。このBy Laws(定款)の英語版とフランス語版の内容が一致しない場合はフランス語版が効力を持つものとする。

第二条: 会の目的

  • ツーリングの楽しみと、長距離サイクリングの厳しさを組み合わることによって自らの能力の限界に挑戦するサイクリストを応援し、勇気を与え、賞賛すること。
  • 「ブルベ・ド・ランドヌール・モンディオ(BRM) ア・アリュール・リブル」(1921年にACPによって創始された、所定の制限時間内に各自のペースで走るランドヌール・ブルベ)の規定に従ってランドヌール・サイクリングイベントを開催し、奨励すること。
  • パリ~ブレスト~パリ(PBP)を除く、1200km以上のBRMを認定すること。

第三条: 会員

  • ACPによって交付された規定や、今後RMの総会で改定および新規採択される規定に従ってBRM(最低限200km)を毎年主催することに同意すれば、各国の全国的なランドヌール・サイクリング組織は全てRMの会員になることができる。
  • 200km、300km、400km、600kmそして1000kmの古典的なブルベを認定するのはACPの会長であり、本会への入会申込はACP会長に提出すること。(脚注1を参照) 脚注1: 2年間の試験期間中、申請者はACPに認定されたルートによって定期的にBRMを実施し、ACP規定の遵守、およびブルベカードを適切な管理できることを証明しなければならない。その後、ACP会長は推薦書とともに入会申請を、RM会長へ送る。RMの総会において入会申請の承認を得られて始めて申請者は1200km以上のブルべを実施することが認められる。
  • 会員には二つの区分がある。
  • 正会員:設立会員と、2年の試験期間経過後に正式登録された会員で、議決権を持つ。
  • 準会員、および試験期間中の会員:総会の議決権は持たない。

第四条: 総会(GA)

  • 総会は正会員と準会員によって構成される。総会の成立には、総会開催時現在における正会員のうち半数を超えた人数の出席が必要である。
  • 総会は4年に一度、PBP開催の後に開催される。また、RM会長の要請により、年次会議を電話会議もしくは通信文(紙もしくは電子媒体)を介した会議として開催することができる。
  • 以下が総会の責務である:
  • 執行委員会と会員からの報告を受理すること。
  • RMの方針や規則を決定すること。
  • 新規会員の入会申請を承認すること。
  • 新規会員の入会金を決定すること。
  • 年会費を決定すること。
  • 1200km以上のブルベを対象とした認定手数料及びメダルやピンバッジの値段を決定すること。
  • RMの役員を選出し、承認すること。

第五条: 役員

RMの役員は会長、副会長および会計係である。役員は総会の絶対多数決によって選出し、任期は4年とする。これらの役員はRMの執行委員会を構成する。新会長が就任するまでの移行期間中は、前会長が職権上執行委員会に議決権を持たない形で参画する。執行委員会は諮問委員会を設け、運営を補佐させることが出来る。諮問委員会は第四条で規定した総会において絶対多数決によって選出された1名以上の会員により構成される。ただし、諮問機関の委員には議決権を有せず、管理責任を負うこともない。諮問機関の特務はRMのニーズに応じて個別具体的に決定される。

第六条:会長の職務

会長は以下の義務を負う。
  1. 各国のNational Representativeが推薦する1200km以上のブルベのルートを承認すること。
  2. 1200km以上のブルベの個々の結果を認定し、認定番号を発行し、RM記録簿に完走者名を記入すること。
  3. 全ての総会および執行委員会会議を召集すること。
  4. 少なくとも総会開催日より4ヶ月前までに全会員に議案書を送付すること。
  5. 総会および執行委員会会議の議長を務めること。
  6. 全会員への情報伝達に関わる業務を監督し、取りまとめること。
  7. 少なくとも年2回会長報告を会員に配布すること。
  8. 総会において投票が賛否同数の場合、決定票を投じること。

第七条:副会長の職務

副会長は以下の義務を負う。
  1. 会長が辞任した時、もしくは理由を問わず、会長がその任務遂行能力を失った時に、会長の全ての職務責任を負うこと。
  2. 会及び執行委員会の決議を記録し、会議終了後2ヶ月以内に報告書を作成して会員に配布すること。
  3. その他、会長から依頼を受けた業務を遂行すること。

第八条:会計係の職務

 
会計係は以下の義務を負う。
  • 正会員と準会員から会費を徴収すること。
  • 収支に関する全ての記録を管理し、RMの年次会計報告書を準備して全会員に配布すること。
  • 4ヶ年間の会計報告書を準備し、総会に提出すること。
  • 会長指導の下、4ヶ年の予算計画を総会に提出するための準備をすること。
  • その他、会長から依頼を受けた業務を遂行すること。

第九条: 執行委員会(Executive Committee)の職務

  1. 執行委員会は以下の義務を負う。 a)RMの業務管理についての責任を負うこと。 b)会員に対しRMの方針を確実に実行させること。 c)総会の間の4年間において、必要と判断された場合には、緊急に発生した支出を補うために会費の増加額について査定することができる。総会による決定であるか執行委員会による決定であるかを問わず、会費の増額は承認の翌年1月1日より適用される。
  2. 執行委員会の会議は電話、あるいはその他の電子媒体を介して行われる。
  3. 郵送料、通信費(電話、ファックスなど)、事務用品費、その他予算計上された経費の内、RMの役員がRMの業務を遂行するために負担した経費はRM会計係よりユーロ建てで返金される。

第十条:RM のNational Representative(国家代表者)の職務

RMのNational Representativeは熟練したランドヌール・サイクリストであるべきである。ACPに承認されており、National Representative)自身が主催するブルベ、もしくはNational Representativeが委任した人が主催するブルベが全てACPの規定に従って運営されていることを確約できる人物でなければならない(たとえば、ルート行程表やコントロールポイントが正しく設定されていることを確認できること)。
  1. 自国で行われるRMの全ての活動の権益の代表者となり、そして責任をもって監督できること。
  2. 自国内で開催される1200km以上のブルベのために選択されたルートを会長に推薦し、承認を得ること。
  3. RM執行委員会と自国の組織の会員との間の公式な窓口となること。
  4. 国際的な関心事となりうる関連ニュースを会長に提供すること。
  5. RMに関する情報やニュースを自国内の全てのランドヌール・サイクリストに連絡すること。
  6. 希望があれば、総会開催6ヶ月前までに、総会で審議するための報告や話題を会長に提出すること。
  7. 国内組織の会員の意見を総会で代弁すること。

第十一条: 会計

ランドヌール・モンディオは非営利団体である。会計年度は暦年と一致するものとする。

第十二条: 総会での投票

RMの方針、その他協会の管理・運営事項に関する議案は、総会に出席している正会員による単純な過半数の投票を持って採択もしくは否決される。

第十三条: 定款の改正

  1. 定款を改定するためには、正会員の内、2/3以上が賛成し、多数決により改正案が総会の場で採択される必要がある。賛成は、総会開催日より少なくとも15日前までに、郵便もしくは電子媒体を介して改正案に賛成票を投じる、もしくは支持を表明することによってもできる。
  2. 定款の改正案は少なくとも総会開催日より8ヶ月前までに会長に書面で提出する。会長は改正案を全会員に配布し、当該改正案に対して会員の意見、修正案、対案の提出を求める。
  3. 総会開催日の4ヶ月前までに、会長は総会の議案書に加え、全ての討議内容および上程されている修正案と対案を全会員に配布する。

第十四条: 特別総会

会長や他の執行委員会の職務怠慢など、深刻な事態が発生した場合、議決権を有する会員の内、正会員の25%以上の賛成によって、RMの National Representativeは郵送もしくは電子媒体を介して特別総会を召集することができる。

第十五条: 会員権の一時的停止

執行委員会は活動停止中と認められた会員(BRMを毎年開催していない会員)あるいは年会費を滞納している会員に対し、RMの会員権を停止することができる。執行委員会が算定した未納金額の支払いが、会員権復活の条件である。

第十六条: 責任

RMの役員は年間のブルベカレンダーに記載されたランドヌールイベントの主催に関して、いかなる場合においても、個人的責任を負わない。RMのイベントカレンダー掲載を申請した主催者クラブが当該ランドヌールイベントの開催に関しての直接的な責任を負う。RMの役員は、RMのために業務を遂行した過程において取った行動に対してのみ、責任を負う。

第十七条: 解散もしくは清算

ランドヌール・モンディオが解散もしくは清算された場合、全ての債務や履行義務が完済もしくは履行された後に残った資産は全てACPに所有権が移る。
 
(英語原文からの日本語訳:井手マヤ・片桐恭弘・齋藤喜康 /2004年10月2日) *英語原文で誤植と思われる箇所は仏語原文をもとに判断した。
 

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