ACPのBRM規定の改定とBRM/AJ規定の対応について

2024年1月にACPのBRM規定が改定、発効されました。
AJ管掌BRMの実施規則であるBRM/AJ規定はACPのBRM規定に基づいています。
2024年1月のACPのBRM規定の主な変更点は以下の通りです。
  • Article 9: 主催者は無人のPCの通過を確認するものとして、デジタルツールによる証跡を認めてもよい。(BRM/AJ規定の第9条に対応)
  • Article 10: (スタート・フィニッシュを除く)チェックポイントのオープン・クローズ時刻は走者が時間内に完走するためのガイドとなるものであり、時刻内通過が認定の条件ではない(ではなくなった)。(BRM/AJ規定の第10条に対応)
  • Article 13: SR (Super Randonneur) は暦年(1月-12月)を対象とする。(BRM/AJ規定の第13条に対応)
BRM/AJ規定はこの改定を反映して改定します。

ACP/Randonneur 10000【ランドヌール10000】

Randonneur 10000規則(原文翻訳) *原案(現状では参考のみ)

ランドヌール5000 (RANDONNEUR 5000)ができてから50年、ACP(オダックス・クラブ・パリジャン)は新たに10,000km走ったランドヌールを称える賞を設けることにしました。ランドヌール10000(RANDONNEUR 10000)です。受賞者にはR10000のメダルと認定証が贈られます。また通し番号が与えられます。 対象となるイベント : 全ての対象となるイベントを最初のイベントの初日から数えて6年以内に完走すること。受賞対象となるためには完走しなければならないイベントは以下の通り。
  • ACPブルベ全距離を各2回 (200、300、400、600、1,000km)

    より長い距離で短い距離の認定の代替とすることはできない。

  • パリ _ ブレスト _ パリ ランドヌール を1回
  • ランドヌール・モンディオ(Les Randonneurs Mondiaux)認定の 1,200km以上 を1回
  • フレッシュ・ベロシオ (Fleche Velocio)を1回

    実際の認定距離を対象とする (チームの走行距離が最少必要認定距離の360km以上であること) 最低でも3人がフレッシュを完走すること(チームとして認定されていない場合、個人の走行距離を申告することはできない) 海外のランドナーはフレッシュ・ベロシオのルールに則って開催されるACP認定のフレッシュ・ナショナール(Fleche Nationale)を走ることでも代替可能。

  • BRM of 600km with a minimum elevation of 8000m を1回

    新規受賞資格で申請をする場合は、「Super Randonnee 600km」欄に「 BRM of 600km with a minimum elevation of 8000m」の認定内容を記載して下さい。申請に使用するBRM of 600km が「 BRM of 600km with a minimum elevation of 8000m」を満たしているか? は、主催クラブへ申請者が確認をして下さい。

  • 認定距離10,000kmの達成のために使えるイベントは以下の通り
    • フレッシュ・ド・フランス(Fleches de France、ACPパーマネント)認定されているルートを使用して金部門か銀部門で走ること。フレッシュ・ド・ディエパ(Fleche de Dieppe)は200km以下なので対象とならない。
    • ブルベ・ランドヌール・モンディオ (Brevets Randonneurs Mondiaux)
    • ランドヌール・モンディオ(Les Randonneurs Mondiaux)認定の 1,200km以上 。これらをACPの1,000kmブルベの代替とすることはできない。
    • 各種 フレッシュ (Fleches Velocio、Fleches Pascales、または Fleches Nationales)
  申込方法 : 申請書を郵送またはEメールで10月31日までに送付すること (PBP開催年も同様) 返信先を記入済かつ(重さ250gを送れる)切手を貼付した封筒を主催者に送ること。海外 (翻訳者注:フランス国外) のランドナーは国際返信切手券を使うこと(www.upu.int) : EU圏内在住者は8枚、EU圏外在住者は9枚。メダル、認定証、ACP発行のリザルトは1月に発送される。ACPはこれらの規則を変更する場合がある。 問合せ先 : Geneviève FABUREL 2 rue des Aulnes 78920 ECQUEVILLY – FRANCE tél. +33 (0)1 34 75 98 57 R10000@audax-club-parisien.com 郵送による問合せは必ず切手貼付済の返信用封筒を使うこと。

ACP/Super Randonnees 規定(原文翻訳)

0. はじめに

スーパーランドネの精神は走者の自由と成熟度があって成立します。
パーマネントであるルートを走者は自発的な意思のもとに走ります。
出走日時、事前準備、持ち物や走行時間を管理したり、宿泊するのか、寝袋を使うのか、それとも寝ないで走るのか、全て自身で決めるのです。
主催側は(ランドヌールかツーリストかの)カテゴリ別での制限時間を設定し、車両によるサポートなしで走るよう求める以外の責務はありません。
走者は自身でコントロールの通過を証明する必要があります。
走者はすべて自分で対処しなければならないのです。

1. スーパー・ランドネ (Super Randonnees) とは?

スーパーランドネはACPが主催、認証、認定する挑戦的なパーマネントです。世界的に有名なものから無名のものまで、峠やピークをいくつも含む山岳地帯を走り、景色は最高。距離は約600km(373マイル)、獲得標高は10,000m超(32,800フィート)にもなります。

申込み時に参加者はスーパーランドネをツーリスト(Tourist)部門かランドナー(Randonneur)部門で走るか選択します。

- ツーリスト部門は連続した複数日、かつ一日最低80km(50マイル)以上を走っての完走が必要
- ランドヌール部門は50時間の時間制限あり。休憩等も含めた平均時速で12km/h (7.45mph)以上となります。

スーパーランドネはパーマネントなのでルートが通行止めになっていない限り一年を通していつでも走ることができます。出走前に通行が可能なことを確認すること。

2. 参加者について

申込みを済ませると参加者はブルベカードとフレームバッジを受け取ります。走行中は両方とも常に携帯しておく必要があります。
スーパーランドネは所属団体に関係なく全てのアマチュア・サイクリストが参加することができます。
各参加者は適当な損害賠償保険に加入していなければなりません。
参加できるのは人力の乗り物。動力は完全に乗車している人の力によるものに限ります。
単独で走ることもグループで走ることも可能です。
18歳以下の参加者は保護者または法定後見人の同意が必要です。

3. 参加者の義務

参加者は道路交通法に従って走り必ず信号を守ること。各参加者は個人的なサイクリングをしていると見なされる。ACPはスーパーランドネ参加中のいかなる事故についても責任を負わない。

ルートおよびチェックポイントは詳細なキューシートに示される。GPSファイルも用意されている。ショートカットや回り道は認められない。

ランドナー部門での出走者は公式のスタート場所から出走しなければならない。ツーリスト部門の場合キューシートのどこからでもスタートできるものとする。

各出走者は自己完結が求められる。頻度に関わらずサポート車両はコース上、コントロール上ともに認められない。

夜間走行に備え前方および後方に自転車本体にしっかりと固定された灯火が必要。夜間や(雨や霧などで)薄暗い場合には常に点灯しなければならない。

夜間や薄暗い場面においては、反射ベストの着用が必須(フランスの道交法にて義務付けられている)。
夜間走行における違反は直ちに失格対象となる。
修理できない灯火の故障等に備え、予備の灯火装備を強く奨励する。

認可されているヘルメット着用、明るい色の服装、サバイバル・ブランケット、携帯電話の所持を強く奨励する。

4. 申込み

各参加者は主催者に連絡を取り参加費を走行予定日の30日前までに支払うものとする。完走すると記念メダルがある場合もある。メダルは申込時または完走後のカード提出時に注文できる。ブルベカードを返送することで申込みをキャンセルすることができるが返金はメダル代のみ。

ツーリスト部門においてブルベカードは登録完了日から三年で失効する。ランドナー部門は出走日と時間を申告しなければならない。申告日時を公式のスタートとし、これは厳重に守られなければならない。出走日時は主催者に新たな日時を連絡すれば出走の一週間前までは変更することができる。

ツーリスト部門では出走日時の指定は不要だが、公式のスタート地点以外から出走する場合はその場所を主催者に申告しなければならない。

5. コントロールと通過確認

ツーリスト、ランドナー部門ともに参加者はブルベカードに姓名と住所を記入すること。スタート時間、ゴール時間、指定されたコントロールの通過時間の全てを記入しなければならない。時間は日付、時、分、を含む。

スーパーランドネのコントロールはピークや峠の人里離れた場所である場合が多い。そのような場合、参加者は指定の標識下に自転車を置き、その写真を撮って通過を証明することができる。標識は地名(峠、ピーク)を示しており、簡単に見つけることができる、またACPは「奨励情報(information and recommendations)」で詳しい情報を提供している。主催者にEメールで情報を求めることもできる。

街中にあるコントロールについては街の入口または出口にある地名標識の前に自転車を置き写真を撮ることで通過証明とすることができる。カフェ、パン屋、食料品店、ガソリンスタンドなどの地元施設でカードに通過証明を貰うのも可。

必要な写真や通過証明が揃っていない場合、チェックポイントの時間欠損、カード紛失(出走後どれだけ走ったかに関わらず)は失格となる。各参加者がそれぞれのチェックポイントで通過証明とブルベカードへの必要事項記入に責任を持つこと。グループライドの場合、各自転車について写真が必要。各参加者一人ごとに写真を撮ることを強く奨励する。参加者が一緒に写真に写ることはかまわないが自転車が写っていることは必須。

スタート地点および途中でシークレット・コントロールを行う場合がある。
途中で棄権する場合は可能な限り早く主催者に連絡すること。

ランドナー部門で出走し50時間を超えてゴールした場合、通過証明関連が全て揃っていればツーリスト部門での認定とする。

参加者はゴールでブルベカードに署名をした上で通過証明の写真を添えて主催者に返却しなければならない。写真は電磁的記録(メール添付の写真ファイル)での提出も可。ブルベカードは認定が下りた後に認定番号と一緒に返却される。認定番号は時系列順にツーリスト部門、ランドヌール部門を通して割り当てられる。記録はACPのウェブサイトおよびスーパーランドネのブログに時系列順に掲示される。スーパーランドネは競争ではない。参加者は結果によって分類されるものではない。

6. その他

スーパーランドネは他のイベントやブルベの一部として行われるものではない。

スーパーランドネは600kmのBRMと同じコースかつ同じ日時に行うことはできない。

スーパーランドネはパーマネントなので、主催者は年間を通して出走を受け付けなくてはならない(通行規制がない場合)。主催者は希望する場合に日付を指定することができる(注:「より多くのランドヌールの参加を促すために、主催者は参加者に対して特定の日時のスタートを奨励してもよい」の意。ただし参加者に対して特定の日時のスタートを奨励すること自体は推奨されない)。ただし全ての規則を遵守することとする。特に頻度に関わらずサポート車両を使用してはならない。走者に替わってコントロール業務(=通過証明)を実施してはならない。主催者はツーリストとランドヌールの選択肢を用意する必要があり、走者に走行スケジュールを指定してはならない。

スーパーランドネ参加者はACPによって名前が掲示される。個人情報は商業的に利用されることはなく、また第三者に提供されることもない。

スーパーランドネ参加者はこれらの規則に完全に同意したとみなす。詐欺、不正、不当な規則違反は全てのACP主催イベントから排除される結果となる。参加者は訴えや苦情を最終判断を行うACP役員会(Board of Directors of ACP)に書面で(メールを含む)行うことができる。

7. 連絡先

Sophie Matter
641 chemin de Parayon
F-83570 CARCES
sophie.matter@audax-club-parisien.com
フランス国内から 06 650 44 200
国外から  (33) 6 650 44 200

2012年6月(2015年1月一部改訂)

RMやACP資料の日本語訳

正確な翻訳を心がけていますが掲載した文章には誤りを含んでいる可能性があります。誤りを発見した場合はお知らせ下さい。

RM: Randonneurs Mondiaux

定款(Bylaws) 原文( 仏語 英語
ランドヌール・モンディオ規定(pdf) 原文( 仏語 英語

ACP: Audax Club Parisien

ACPと日本のACP Representativeとの パートナーシップ契約(和訳、pdf) 英語原文 (光学スキャン後pdf化)
  • ここにアップしてあるのは加藤孝Audax Japan初代会長のパートナーシップ契約です。
  • 日本でBRMを開催するためには日本のACP RepresentativeとAudax Club Parisienがパートナーシップ契約を結びます。ACP Representativeは国あるいは地域に一名であり、個人がその任につきます。しかし、日本の場合には、Audax Japan会長が自動的にACP Representativeに就任することがACPによって認められています。従って、会長交代のたびにパートナーシップ契約を結びます。内容的にはかわらないため、ここに掲載する契約の和訳と原文は更新しません。
  • RULES FOR ORGANIZERSの和訳は下記BRM主催者規則と同じです。
  • RULES OF BREVETS RANDONNEURS MONDIAUXの和訳は下記BRM参加者規則と同じです。
BRM参加者規則 BRM主催者規則 フレッシュ規定
  • 和訳 (2004.10) 原文 (ACPサイトのFleches Pascales と Fleches Nationalページが統合され、一緒になっている。基本は FLECHE VELOCIO のルールが適用される)
ランドヌール5000規定 ランドヌール10000規定 シューペル・ランドネ参加者規則 シューペル・ランドネ主催者規則 保存 保存

ACP/シューペル・ランドネ主催者規則(原文翻訳)

ルート認証

主催者はルート案(コントロール含めて)を詳細なキューシートと openrunner.com上のオンラインマッピングで提出すること。距離は600km(少し超過しても良いが619km以上はだめ)。獲得標高は最低10000m、それ以上でも可。周回ループや星型のルートはだめ。ある程度の往復箇所は認めるが可能な限り避けること。ルートが認証されたらACPが新規のSuper Randonnee作成を承認する。

主催者責任:

主催者は規則を守ること
http://www.audax-club-parisien.com/EN/index.php?showpage=422

注:

  • 二種類の出走オプションを提示しなければならない:ツーリストとランドネ
  • 走者は自己完結を求められる。サポートカーは禁止。
  • 主催者は完走者を同等に扱う。パフォーマンス(訳注:順位)で優劣をつけてはならない。

走者はブルベカードとフレームバッジを受け取る。主催者がそれらのカードのバッジをACPに注文する。

主催者がSuper Randonneeの申請書を受け取る。主催者がカード、チェックポイントの写真、各コントロールの通過時間(スタートとゴールを含む)を確認する。時間チェックは主に50時間制限で走ることを選んだ走者のため。

個々の走者の記録は主催者が集め、ACP認定のために私に送付すること。ブルベカードは返送しなくてよいが、要請があれば記入済みのカード、写真などは送らなければならない。それらについての異常は失格になりえる。

参加費:

主催者が適当な参加費を決定する。主催者はサポートを提供するものではないので高い参加費は必要ない。主催者はACPに対して走者毎に3ユーロを通信費として支払う。

メダル:

Super Randonnee(SR)にはメダルはない。
ACPではフランスの既存のSuper Randonneeにメダルを作成したが、海外向けに作ることはないし、通常のメダルを提供することもない。各主催者がメダルやそれに順ずる賞を作ることは可能。

出走オプションについて:

SRは多くの走者にとってのチャレンジでなければなない(限られたエリートライダーのためではない)。そのため二種類の出走オプションを用意してある。走者は時間制限(50時間)の有無を選択することができる。時間制限有りの走者はランドヌール(Randonneurs)、時間制限無しの走者はツーリスト(Tourist)と呼ばれる。

ツーリスト枠は軽視されるべきではない。ルート(やサービス)をランドヌール枠で走る前に日中に細かくみてまわることができる。これはチャレンジングなライドを求めながらも見たことのない景色を睡眠不足の疲労や時間制限のストレスに追われることなく楽しみたい層を呼び込むだろう。また通常の600kmブルベを30-35時間で走れるからといってSRを50時間で走れるとは限らない。

全ての完走者を同等に扱うことは非常に重要。ツーリストでもランドヌールでも。

ACPではR10000認定の為には50時間時間制限があるSuper Randonnees認定を必要とする。
http://www.audax-club-parisien.com/EN/index.php?showpage=461

2012年7月21日
Sophie MATTER, in charge of the SUPER RANDONNEES

改定事項:

累積標高が多いルートについて制限時間が延長される。1万mを越えて500m増える毎に一時間ずつの延長される。

ランドヌール部門の完走時間の公開を行わない。
公開される結果は完走者全てが同じ扱いとなります。完走することこそが重要である。

ACP/Randonneur 5000【ランドヌール5000】

Randonneur 5000規定(原文翻訳)

Audax Club Parisien 主催のイベントでの走行距離が、合計 5000 キロ に達したランドヌールを称える賞が、 ACP によって 1961 年に創設されました。この賞は、 Randonneurs 5000 と名づけられ、受賞者にはメダル(授賞順の通し番号・受賞年度つき、受賞者氏名が刻印)が無料で贈呈されます。賞の対象となったイベントの中で、一番最近に参加したイベントの開催年がメダルの年度になります。 受賞条件 :最初と最後のイベントの間隔が、1日でも 4 年を越えないこと。また、 Randonneur 5000 の候補者は、最低でも以下を完走すること。
  • Randonneurs Mondiaux のブルベの全シリーズ: 200 300 400 600 1000 キロ

    より長い距離のブルベで代替することはできない

  • パリ _ ブレスト _ パリ ランドヌール を1回
  • Fleche Velocio (認定されたものに限る。 3 台以上のマシンの完走と、24時間で 360 キロ以上の走行が条件。)を1回
フランスから遠く離れた外国人の場合、 Fleche Velocio の規定に基き、類似イベントが開催される。
  • 5000 キロ達成の対象は、以下のイベントに限られる。
    • Fleches de France の一般コース。ただし、金または銀部門のみを対象とする。 Fleche de Dieppe 200 キロ以下)は対象外である。 (翻訳者注: Fleche de Dieppe とは、パリ _ ディエップ間の Fleche のことだと思います。)
    • Brevets Randonneurs Mondiaux ブルベ・ランドヌール・モンディオ
    • 1200 キロ以上の Randonneurs Mondiaux (フランス以外の諸外国で開催され、ランドヌール・モンディオ会長の認定を受けたブルベ。)いかなる場合も本イベントは、ブルベ・ランドヌール・モンディオ( 1000 キロ)に取って代わるものではない。
    • 認定済みのVelocio または Fleches Pascales または Fleches Nationales
    • 認定済みのTraces V?locio または Traces Pascales (Darts)
これらで 1000kmのBRMの代替とすることはできない。
  メダル取得 :受賞対象者は、「ランドヌール 5000 」の申込用紙に必要項目を記入し、参加したブルベと、それぞれの認定番号を記載の上、 全書類の写し(裏表をコピー)を添えて 10 31 日までに送付のこと。 申込の際は、依頼者宛ての返信用封筒(サイズ 32/23 250g 相当の切手貼付)を添えること。外国人の場合は、発行機関のスタンプが押された、国際返信用切手を同封すること。 EEC (欧州連合の間違いだと思います) 5 枚 _ 米国、カナダ、南アフリカ: 6 枚 _ オーストラリア: 8 A.C.P. が発行するメダル(刻印済みのもの)、賞状ならびに盾は、毎年 1 月中に発送される。 申込用紙: ランドヌール 5000 の担当者: Genevieve FABUREL 2 rue des Aulnes 78920 ECQUEVILLY t?l. 01 34 75 98 57 genevieve.faburel@audax-club-parisien.com 申込用紙・資料請求をご希望の方は、返信用封筒に切手を貼り、ご自身の住所、氏名を記載の上、上記担当者宛てにご送付ください。 2009 1

諸規則に関するACPへの質問と回答

ACPの諸規則について理解を深める目的で、ACPのアジア地区他のBRM担当Jean Gualbert FABUREL氏に幾つかの疑問点について質問を行った(2004年12月、2005年4月)。多くの疑問点は質疑応答で明らかになった他、2005年11月に締結されたACPとAudax Japanとのパートナーシップ契約で明文化された。パートナーシップ契約の項目と相違がある場合パートナーシップ契約の項目が適用されるが、広く一般参加者にもブルベの運営を理解していただくため、過去の質問応答の記録として掲載する。 (2006年3月)

  • 2008.3.27 Q5のACP回答にLRM会議決定事項を追記

内容


BRM参加者規則

Q1: 順次取得

Do your rules demand that the participants ride the BRMs in the order of 200km, 300km, 400km and 600km?  Does a rider have to do the 200km before the 300km, the 300km before the 400km, and the 400km before the 600km? Or do you allow a rider to do the BRMs in whichever order they please?

BRMのルールでは200km, 300km, 400km, 600kmと順次認定を取得しなければならないでしょうか。300kmを走る前に200kmの認定を、400kmを走る前は300kmの認定を、同様に600kmを走る前に400kmの認定を受けてないといけないですか。もしくは、参加者はBRMをどのような順番で走ることを許可しているのでしょうか?

A1

There is no order for riding BRM. A rider can do a 600 km without riding another BRM. There is only for hard rides, as Paris-Brest-Paris, we ask for four BRMs (200, 300, 400 and 600) to be sure the participant is able to do the ride and has done a correct training.

BRMを走る順番は決まっていません。参加者は(より短い距離の)他のBRMを走らずに600kmを走ることも可能です。PBPのように、厳しいイベントの参加条件として、ACPは4つのBRM (200km, 300km, 400km, 600km) をすべて完走することを要求しています。その目的は、参加者がPBPを実際走れるか、適切なトレーニングをしているかを確認するためです。(2004年12月6日)

Q2: Super Randonneur

How long is the Super Randonneur qualification valid?  Is it only valid for one year? Is so, would I have to do a 200 to 600km series every year to be qualified as a Super Randonneur?

SRの資格はどのくらいの長さ有効なのでしょうか。有効期限は一年ですか。もしもそうであれば、毎年200kmから600kmまで走らないとSRの資格は維持できないのでしょうか。

A2

The Super Randonneur awards the riders who have done at least 4 brevets (200, 300, 400 and 600) in the same season (same year). You can have this medal every year if you want… and if you do a 200 to 600km serie. I haven’t the form in electronic format but you can ask me for the medals. You just need to send me the name of the rider and his homologation numbers.

スーパーランドヌールは同一シーズン内に(同一年内に)最低4回のBRM (200 300 400, 600) を完走した参加者を表彰する賞です。もしも望むなら、200kmから600kmのBRMを毎年完走し、SRのメダルをもらうことができます。 SRメダルを請求するための電子書式 (書面)はありませんが(必要な枚数だけ)請求してください。(該当者)の名前と各認定番号だけを通知していただければ結構です。(2004年12月6日)

BRM主催者規則

Q3: BRMコース、開催日時の変更

Suppose on the day a BRM is scheduled the weather turns bad and it snows. If we use a different route from the one we have submitted to the ACP, but hold the BRM on the very same day, will the ACP certify the event even if the route was changed? In case of a storm or other contingencies, can we reschedule a BRM to a different date and still get it certified by the ACP?

悪天候、積雪などによりやむをえなくBRM開催当日コースを変更した場合、ACPはブルベのコース変更を認め、参加者を認定していただけますか。台風などやむをえない事情によりBRMの開催期日を変更した場合はACPはそのBRMを認定していただけますか。

A3

You can reschedule a BRM or use a different route if you have real reasons to do it. You just have to inform me before the event. Of course, If you use another route, the total lenght must not change! You have to inform us as soon as you can for any importante modification (date, road). If you are not able to inform us before the event, you can easily justify why you have to do a modification and we will accept it. In this case, you have to inform us you have done a modification and why.

正当な理由があれば、BRMの日程を変更したり、ルートを変更することはできます。ただし、BRMのイベントの前に私に(変更したことを)知らせてください。当然のこととして、もしもルートを変更した場合でも、全体の走行距離は(当初計画した距離)と一致(同じ)していなければなりません。重大な変更が生じた場合はなるべく速やかにACPに報告してください。BRM開催日前にACPに連絡することが出来ない場合、変更があった事実と変更の理由を事後に報告していただければ認めます。(2004年12月6日)

Q4: 主催者ルールの14条の解釈

主催者ルール第14条(以下)についての解釈を求めた

Article 14: It is forbidden to organize a long-distance bicycling event on the same day as a BRM if the route overlaps some parts or all of the BRM route.

第14条:ブルベのコース全体、または一部に重複して他の長距離イベントを実施してはならない。

A4

This article is not clear enough. We will modify it. The ACP board doesn’t allow a rider to do 2 events the same day, using all or some parts of the BRM route.

We have to deal with a famous rider who has riden another event during a PBP and the ACP has added this article after that.

この条文は曖昧です。我々はこの条文を改定します。ACP委員会は参加者に対し、BRMの全部または一部を使ったイベントとBRMを同時に参加することを認めていません。

昔、ある有名なサイクリストがPBP開催中に別のイベントに同時に参加したので、この規定を追加しました。(2005年4月18日)

Q5: 試走認定

Can the organizers of a BRM do a pre-ride, one week or perhaps 10 days before the actual BRM to check the road conditions, and then receive the BRM homologation for doing the pre-ride? As I hear it, in some countries, they allow this, but the organizers must submit their results along with the other participants, using the same date as the official BRM.

BRM主催者はBRM開催より一週間もしくは10日前に試走した場合、認定してもらえるのでしょうか。他国では試走認定が認められていると聞いていますが、その場合、主催者のリザルトはBRM開催当日の参加者のリザルトと一緒にACPに提出すると聞いています。

A5

It is allowed to do a pre-ride for the organizers one or two weeks before or after the event. You have to join the name of the participants to the scheduled event results.

主催者の下見走行に関してですが、BRM開催日より一週間か二週間前、もしくはBRM開催から、一週間か二週間後に主催者は走り、認定を受けることができます。ただし、認定を申請する際は主催者のリザルトを他の完走者リストに加えて、一緒に提出してください。(2004年12月6日)

  • 試走は本番の2週間前まで認める。本番後は認めない。
    第16回PBP終了後の2007年8月25日LRM(Les Randonneurs Mondiaux)会議において変更された。(2008年3月27日追記)

Q6: BRM追加申請

Is it possible to add a BRM after the official BRM calendar has been announced by the ACP? Or is the official calendar fixed, and do all BRMs have to be registered by mid-October? If we can add BRMs, is there a deadline? Does the ACP allow organizers to submit an application for a BRM that is not on the official calendar any time during the calendar year?

ACPのBRM年間イベントカレンダー発表後にACP公認のBRMを追加申請してもよいですか。それともカレンダー発表後は変えることができないのでしょうか。公式BRMの申請期間は10月中旬に限定していますか。もしも追加のBRMを申請できるなら、申請提出期限はいつですか。

A6

I won’t homologate any non official event. You have to send all BRMs by mid-October to be accepted.For some special reasons, we can accept to add an event. For example, a french organiser had discover in december spain had planned Madrid-Gijon-Madrid. He asked us to add two events to be able to qualify some french riders. But we have to be informed a long time before the event…

ACPの公認を受けていないイベントには認定番号は与えません。ACP公認を受けるためには10月中旬までに全てのBRMの申請をしなければならなりません。特別な事情があれば公式のBRMを追加してもよいです。たとえば、フランスの主催者は12月になってから、スペインでMadrid-Gijion-Madridが開催されることを知り、参加資格を必要としているフランス人参加者のために公式BRMを二つ追加しました。しかし、イベント開催日よりかなり前に申請をしてください。(2005年4月18日)

Q7: 参加費

In the telephone conversation you had with Ms. Maya Ide on October 24th, 2004, you indicated that the BRM participation fee was too expensive in Japan. What is the fee level that the ACP will mandate for BRMs conducted in Japan? Previously you indicated that in other countries the average participation fee was between $10.00 to $15:00.I would like to have clarification regarding the fee level which ACP deems to be appropriate.

2004年10月24日に井手マヤが電話をさせていただきましたおりに、ファブレルさんは日本のBRM参加費が高すぎると発言したという報告を受けています。ACPは日本におけるBRMの参加費の設定に関して、許容できる水準を示していただけませんでしょうか。世界の平均は$10.00から$15.00であるとファブレルさんは先般の電話会議で述べていらっしゃるようですが、ACPが考える適切な参加費の水準を確認させてください。

A7

I am very surprised with your participation fees. As far as I know, they are the most expensive in the world, far from the more expensive. For example, in France, you have to pay about 2 to 4 euro (250 to 500 yens) as participation fees and 5 to 6 euro (650 to 800 yens) for the medal… and that’s all. We don’t understand why the japanese participation fees are so expensive.

As BRM events are self-sufficient rides and as the ACP or RM fees are very low, the fee level should be also low. In France the fees are between 2 and 4 euro. Outside, you can find fees until 15 euro without medal… but never 32 euro to 39 euro for an event! I understand the japanese costs are higher The BRM are not a commercial organisation.

我々は日本の参加費が非常に高額であることに驚いています。私が知る限りでは、世界一高い。たとえば、フランスのBRM参加費は2から4ユーロ(250円~500円)です。そしてメダル代は5から6ユーロ(650円から800円)です。なぜ参加費がこれほど高額なのかが理解できません。

BRMはサポートがない、自己責任で走るイベントですし、また、ACPやRMの参加費は非常に安いので、あなた方の参加費も低額にすべきです。フランスでは参加費は2から4ユーロですが、他国ではメダル代を除いた参加費は上限が15ユーロです。日本の物価が高いとはいえ、BRMの参加費が32から35ユーロでは高すぎます。BRMは営利目的の団体ではありません。(2004年10月24日)

BRMオープン参加者資格

Q8: 参加者資格

以下の条文に対する解釈を求めた。

主催者ルール第2条:ブルベはクラブ、団体、連盟への所属の有無にかかわらず、サイクリストであれば誰でも参加できる:

In Japan , all participants must become a member of Audax Japan before they can participate in a BRM. Only those who have registered as members may participate in a BRM. This is because we believe that as a fledgling organization mandating membership will help protect the integrity of BRMs in Japan . Is this the standard practice in other countries? If not, is there a problem with this policy?

日本ではBRM参加者は全員AJの会員である必要があります。会員登録を済ませた参加者だけがBRMに参加できます。AJはまだ新しい組織であり、BRMを日本で正しく運営するためには参加者全員を会員にしています。他国ではこれは通常のやりかたですか。通常ではない場合、このやり方で問題が生じるでしょうか?

A8

It is not a standard practice but the ACP board has decided to modify this article #2 as some countries has no riding formal organization, except the BRM organiszation.

We thought riders must have an insurance and a riding affiliation often includes an insurance. In the future article, you will read : “Any affiliated cyclist may participate…”. If your participants have no riding insurance, they have to affiliate to Audax Japon. But your brevets have to be free for other affiliated riders. Will you ask a foreign rider to be member of Audax Japon only for an event? Will you ask Hans Dusink or another member of “Randonneurs Mondiaux” to be member of Audax Japon for a ride?

これは通常のやりかたではありません。しかし、BRM認定組織以外の正式な組織が存在しない国もあるので、ACPは第2条を改定することを決定しました。

組織に所属している参加者は通常自転車保険に加入していることを考慮した規定であります。今後第2条は以下のように改定します。「サイクリストであれば所属団体を問わず、誰でも参加できる」 (affiliation=「所属)。したがって、参加者が自転車保険に未加入の場合はオダックスジャパンに入会する必要があります。しかしあなた方が主催するBRMは他の組織に所属する参加者に対しては参加を自由にしなければなりません。あなた方はBRMに一回しか参加しない外国在住の参加者に対し、AJの会員になることを要求しますか。RMのメンバーであるHans DusinkさんやRMの会員に対し一回のBRMに参加しようとした時、AJの会員になることを要求しますか? (2005年4月18日)

A8 (2)

We just want the riders to have an insurance policy. In my mind, “affiliated” means “dedicated insurance” but we also allow in France non affiliated riders if they have an insurance policy.

In general, any cyclist could participate if he/she belongs to a bicycling club or organization and/or he or she is insured. If the bicycling club has no ACP code number, I have to create it.

For non affiliated riders (but with insurance), you can use the ACP code “600099”.

我々はただ単に参加者全員が保険に加入していることを要求しているだけです。私の考えでは参加者が(クラブに)”所属(affiliated)”していればそのクラブ専用の保険契約に加入しているはずです。フランスではクラブに所属していなくても保険に加入している参加者はBRMに参加できます。

一般的に、自転車クラブもしくは団体に所属し、保険に加入していればだれでもBRMに参加でき、もしくはクラブや団体に所属していなくても、保険に加入さえしていれば、誰でもBRMに参加できるでしょう。もしも自転車クラブにはACPクラブコードがまだ与えられていないなら、私は其のクラブのACPクラブコードを付与しなければなりません。

どこのクラブにも所属していない参加者にはACPコード600099を与えてください。(2005年4月24日)

BRM主催者資格

Q9: 主催者資格

The formal notification informing us that  Audax Japan has been chosen as the sole representative, states that [ The BRM events can be organized by any organizer and can be validated by ACP, through Audax Japan, if they are in the ACP events schedule.]  Though today every organizer is a member of Audax Japan , if in the future an independent organizer should appear, how will the ACP perceive the above policy of Audax Japan ?)

日本の代表権がオダックスジャパンに移ったっことを知らせるACPの通知文には 「BRMは誰でも主催でき、そのBRMがACPのイベントカレンダーに掲載されていれば、AJを通じてACPの認定を受けることが出来る」と言う一文があります。現状、主催者は全員AJの会員でありますが、将来AJの会員ではない、独立した主催者が現れた場合、会員制としている現在のAJの方針をACPはどう考えますか。

A9

You should accept such an organizer even if it is not member of Audax Japon. But he will have to accept all the BRM rules and you will be responsible for his brevets.

Randonneurs USA , for example, is just a central organization with many independants clubs.

オダックスジャパンの会員ではないそのような(独立した)主催者を認めるべきです。しかし、独立系の主催者は全てのBRMルールに準拠し(受け入れ)なければならないし、AJは其のBRMに対し責任を負います。

たとえば、RUSAは多くの独立したクラブを持つ中央の組織であります。(2005年4月18日)

A9 (2)

Any club can be an organizer if people are applying BRM rules. As you are responsible for any BRM in Japan , you have to check if the organizer is applying the rules.

So, if you are sure a club X is able to organize a BRM, you can accept to put its event in the japanese ACP calendar. I will not accept an organizer directly. He has to go through you for calendar, homologations, etc… Of course, you are free to have your own rules regarding who can be an organizer.

I am writing an agreement for all the ACP correspondants. I want to clarify all our organisation because you are not the only ones to ask questions. I hope it will be done in less than 5 months, just before the 2006 calendar submission, in french and in english.

BRMのルールを適用さえしていれば、どのクラブも主催者になれます。AJは日本で行われるBRMの責任を負うので、その主催者がBRMのルールを適用しているかどうかをチェックする必要があります。

もしもクラブX(X=あるクラブ)がBRMを主催するなら、日本のBRMとしてACPのカレンダーに掲載することができます。私はそうした主催者とは直接連絡しません。(直接カレンダーの申請を受け付けたり、認定番号を直接与えたりはしません)其の主催者は必ずAJを通じてBRMを申請したり、認定番号を申請しなければなりません。勿論AJは誰がBRMを主催できるかに関して、(主催者の資格を)自由に独自のルールにもとづいて決定することができます。

現在私は全てのACP correspondantsとの契約を書いている最中です。全ての組織上の疑問を明確にしたい。なぜなら貴方以外の方からも質問をいただいているからです。(他のBRM組織からも質問が来ている)。5ヶ月以内に、ちょうど2006年のBRMスケジュール提出直前までにこの合意事項をまとめたいと思っています。英語版とフランス語版を準備する予定です。(2005年4月24日)

苦情処理

Q10: 苦情処理

(苦情処理に関する第15条、第16条について解釈を求めた)

Article 15: This article refers to an appeal process in the event that a participant does not accept the decisions of the organizer. The article states that any complaint or appeal must be submitted in writing to the organizer within 48 hours of the completion of an event. The organizer must then submit the written appeal attached with his or her opinion to the Commission des Randonneurs where the final decision will be made.

第15条:本条項は苦情処理に関するもので、参加者は苦情や抗議をイベント終了後48時間以内に主催者に書面にて送付しなければならない、主催者はその内容を確認後、見解を沿えてACPのランドヌール委員会に伝え、ランドヌール委員会が審議、決定する。

Article 16: If an appeal is submitted to the Comite Directeur de L’ACP, or if there is a divergence of opinion regarding matters not covered by this article, the final decision will rest with the Comite Directeur de L’ACP.

第16条:ACP理事会(Comite Directeur de L’ACP) に問題が持ち込まれた場合、また本規定では定めていない意見の相違が発生した場合、ACP理事会が解決し、其の判断を最終決定する。

Question:

Is the Japanese organizer expected to send the written complaint or appeal of a Japanese participant to the ACP?  Since the RUSA rules state that all complaints are to be submitted to RUSA, is Audax Japan also authorized to handle all complaints that have been lodged by Japanese participants?

日本の主催者は日本人参加者の苦情や抗議文をACPに送付する必要はありますか。RUSAのルールでは苦情処理はすべてRUSAが行っている。AJも日本人参加者の苦情を処理する権限を与えられているのでしょうか。

A10.

This is not applicable outside France . We are studying a new agreement which will clarify this point. By now, you should do as RUSA and ask ACP only if you can’t solve by yourself.

この規定はフランス以外の国には適用しません。現在我々は新しいルールを作成中であり、其のルールはこの疑問に対して、明確な回答となるでしょう。当面はRUSAの方法を行って下さい。AJ内で問題が解決できない場合のみACPに連絡をください。(2005年4月18日)

スポンサー

Q11: スポンサー

On page 5 of the English version, the agreement stipulates in Article 10, clause 2 that “a local association should not have commercial arrangements with companies that have a lucrative goal.” Does this mean that a local organization cannot receive any financial support for a BRM event from a for-profit company, such as The Coca Cola Company? Is it correct to state that BRM’s cannot have a sponsor that would advertise their products during a BRM event?

(ACPとACP Representativeとの契約)英語版p. 5にある合意規約、10項2節「各国の組織は営利を目的とした企業と商業的なとりきめを行うべきではない」、これは各国の組織はBRMのために金銭的ないかなる援助をも営利目的の会社から受けられないということでしょうか?営利目的の企業というのは、例えばコカコーラなどを指しています。「BRMは、その開催期間中に商品の広告をするスポンサーをつけてはならない」という表現は正しいでしょうか?

A11

Your question about sponsor is important. We accept that organizers have sponsors for their events because it is often the best way to decrease the fees for the riders.

スポンサーについての質問は重要です。主催者がイベントにスポンサーをつけていることを我々は受け入れています。その理由は、ライダーの参加費を軽減するに最も良い方法であることが多いからです。

Here in France, our federation asks us to avoid sponsor, particularly the advertisements on jersey. But you can do what you want in Japan. It is up to you to define if you want to be dress like competitors or in another way.

フランスでは、我々の組織(フランスのブルベ運営クラブ)はスポンサーをつけることを避けるよう求めています。特にジャージに広告をつけることを避けるようにしています。しかし、日本ではあなた方が望むとおりして良いと思います。もしロードレースの選手のような服装をさせても良いと望んだりするのであってもあなたがそう境界を決めればよいということです。

The clause 2 of article 10 is to prevent for-profit events. A non-profit company could organize an event for a for-profit company. In summary, we accept the commercial arrangements if they are for the benefits of the riders and we don’t accept them if they are only a way for a for-profit company to make money.

第10条2項は営利目的のイベントを阻止するためのものです。非営利目的の団体が営利目的の団体のためにイベントを主催することは起こりえます。まとめますと、もしライダーの利益のために商業的な手配をするのは受け入れます。しかし、もしそれが営利目的の会社が利益を得るためだけなら受け入れません。(2005年11月4日)

ACP/NATIONAL FLECHES [ARROWS] History of the Fleche Velocio

This event was devised by Pierre Molinier who was chairman of ACP at the time. He adopted the idea of Paul de Vivie [Velocio] who at Easter cycled to Pernes Les Fontaines [his birthplace] on his own or with some friends. He loved this area which is beautiful at that time of the year: nature with all its lovely scents is re-awakening. In order to remember and honor this great cycle-tourist, the FFCT scheduled an Easter ride in its calendar.

Then Pierre Molinier proposed organizing Fleches Velocio, the destination of which being the Easter Rally location. Each year a town is chosen and the club in that area is made responsible for organizing the rally. He devised these Arrows in 1947, the start being outside the cathedral of Notre Dame de Paris.

Teams of 5 cyclists were required to get as close as possible to the destination, covering the distance in 24 hours. Then on Sunday everyone met up and still today it is really enjoyable to see friends from different parts of France, whether they are Fleche participants or simply those having a leisurely ride. To help riders the rules have been changed: they can set off from anywhere but it must be at Easter and they must be at the Sunday Rally to hand in their brevet cards.

When the Randonneur 5000 award was introduced, many foreign cyclists asked us how they could obtain it. They had all the other qualifying rides but could not get to France to achieve the missing one. [some riders from nearer countries did make the journey]. So we in ACP decided that Arrows could be run elsewhere provided that the Fleche Velocio regulations were adhered to. but an exception was made for those countries which had snow at Easter, the latest date for the rides being Whitsun. And a week either side of Easter is also allowed. In some countries it is possible to have a fairly central Rally to maximize the number of Arrows: Great Britain, Germany, Spain and Bulgaria. the Nordic countries organize the ride every two years to a specific destination, each one taking turns to be in charge. These are the National Arrows and this is how they should be organized. Arrows must not be run independently.

Among the larger countries such as Australia [they were the first to begin], and Canada and the USA, each of the states run their own Arrow, choosing a location which is more or less central where teams can meet up. This is exactly as the Fleche Velocio rules stipulate. In some areas the gathering of cyclists on Sunday is followed by a picnic or lunch in celebration.

(2008.2.8 ACPからの印刷物による資料より)

フレッシュに関するACPへの質問と回答

2008年日本で初めてフレッシュを開催するに当たってACPのアジア地区他のBRM担当Jean Gualbert FABUREL氏に幾つかの疑問点について質問を行った(2008年1月2日回答)。

回答への断り書きとフレッシュの精神

I am not in charge of the Fleche but I will try to answer to your questions.Our current responsable, Mrs Suzanne LEPERTEL, is not fluent in english so it should be easier if I can answer directly.

私はFlecheの専門外なのですが、本来の担当者である Mrs Suzanne LEPERTEL は英語が得意ではないので、私がお答えするのが妥当だと思います。

First of all, the spirit of a Fleche is not exactly the same as a BRM. It is a team ride and you have to ride as far as you can in 24 hours together. At least, you should be 3 “bikes” at the end (it could be 3 tandems). Here are some answers to your questions :

まず初めに申し上げておきたいのは、Flecheの精神とはBRMのそれとは少し違うということです。これはチーム・ライドであり、24時間でできるだけ長い距離を、そして皆で一緒に走る、というものです。最低でも自転車3台(タンデム3台もOK)が最後まで走りぬくことが求められます。以下は質問への答えです。


Q1.  コントロールチェック

What is the allowed range of time difference, at the control point, between the pre-declared time and the actual arrival time? Or is it simply ok if the control check is completed?
参加者が事前に提出したコントロールの予想通過時間と実際の到着時間の誤差はどの程度まで認められるのか。それとも、単に通過チェックのみすればいいのか。

A1

– It is simply OK if the control check is completed.
通過チェックだけでOKです。

Q2.  スタートから22時間後のチェック

Does the last check point has to be exactly 22 hours after the start? Is there any allowed time range?
22時間ジャストなのか、許容範囲があるのか。(注:スタートから22時間後のチェックの場所について)

A2

– You can’t know where you will be at the 22 hours. So, you can’t choose a place before you start. But you have to write on your brevet card where you are after 22 hours and then stamp your card in the first place you can. Of course, there is no allowed time range.
22時間後にいる正確な場所は誰にも分からないのでスタート前に場所を決めることはできません。22時間後に自分のいる場所をブルベカードに記入して最寄の可能なところでカードにスタンプをしてください。許容範囲はありません。

Q3.  24時間の許容範囲

Does the finish has to be exactly 24 hours after the start? Is there any allowed time range?
ゴールは24時間ジャストなのか、許容範囲があるのか。

A3

– Of course, the finish has to be exactly after 24 hours. You can ride after but the homologated distance will be the distance after 24 hours.
24時間後です。それ以後も走ることは可能ですが、認定される距離は24時間の時点でのものです。

Q4.  2時間以上の休憩禁止

Is there a proof required to show the resting time is less than 2 hours? If exceeded, does it comply the DNF condition? Is the stop at the control considered the resting time?
休憩は2時間を越えてないことを証明する必要があるのか。超えた場合は失格なのか。これはコントロールの休憩と考えていいのか。

A4

– I don’t understand this question about resting time. As you do it during brevet, you can have rest as long as you want. But you have to ride at least 80% of the theoritical distance (real distance should be between 80% and 120% of the theoritical distance). If you are under 80%, you are DNF. If you are above 120%, your homologated distance is 120% of your theoritical distance).
質問の意味が分かりません。ブルベと同じで必要なだけ休んでOKです。ただし最低でも申請の80%以上の距離を走る必要があります。(実際の走行距離は申請距離の80%から120%の間でなければいけません)80%以下の場合、DNF扱いになりす。120%以上走った場合は120%の距離で認定されます。

Q5.  認定距離

Is there a difference in certification (homologation) depending on the distance ridden?
実際に走行した距離で認定されるということだが、距離で認定内容が異なるのか。

A5

– The homologation is the same for every team who rode at least 80% of their theoritical distance.
80%以上の距離を走ったチームに与えられる認定は同じです。

Q6.  実走行20%以上の例

Could you show examples of the case in which the total distance ridden is exceeding more than +20% of the pre-declared distance?
実際の走行距離が事前に提出した距離の20%以上になるケースとはどんなときがあるのか。

A6

– In France, we are going to the south of France. So, we start from a town in the north of France, for example Troyes, and we ride to the south. Sometime, we have a very strong wind called “Mistral” which push us and help us going very far. In such case, we can ride over 20%.
フランスでは南に向かって走っています。北部にあるTroyesという街からスタートするのですが、Mistralと呼ばれる強い追い風で走行距離が伸びて20%を超えることがあります。

Q7.  参加チームのクラブコード

Can the team with no ACP code participate in Fl?che?
参加チームはACPコードのないクラブでもいいのか。

A7

– we can create all the ACP codes you need. I have very few ACP codes for Japan but I have a lot for many countries. We can give an ACP code to all the cycling club of Japan… But we have to do it only if it is usefull, so create them when the riders are doing a BRM or a Fleche. To create an ACP code, you just have to ask me.
必要に応じてACPコードを発行することができます。日本には少数のコードしか発行されていないようですが、他の国についてはかなり沢山のコードを発行しています。日本の全てのサイクリングクラブという括りでACPコードを発行することも可能ですが、それはもし必要であればということです。基本的にはライダーがBRMやFlecheに参加するのであれば、ACPコードを発行です。発行するには私に申し付けてください。

Q8.  コース設定

Is there any prohibition in planning the route? Is the round trip course using the same route both ways allowed?
コース設定に関して禁止事項はあるか。たとえばスタート、ゴールが同じ往復ルートなど。

A8

– A straight route is the best solution. It is really the spirit of the Fleche… Every team is riding in the same direction to meet at the end in a nice place. You can do a round trip even if it is not in the spirit of this event. But you can’t use the same road twice.
理想は一方向へのルート(ストレート・ルート)です。それがFlecheの基本的な精神ですので。全てのチームが同じ目的地に向かって走り、最後にどこか適当な場所(ナイス・プレイス)で落ち合うのです。理想的ではありませんが往復ルートも一応可です。ただし同じ道は使えません(注:往路と復路が重なってはならない)

Q9.  認定申請書類

What is the required paperwork / documents in certification? Can the template or application form be sent to us?
認定申請で必要なものは何か。フォーマットがあれば送って下さい。

A9

– I don’t know what is requested. As far as I know, you are only giving us the name of the team who succeeded with some informations… But I don’t know which ones. It should be the name and/or number of team, the name of the riders, the name of the starting place, the day and the hour of the start, the theoritical distance, the real distance after 22 hours and the place, the real distance after 24 hours and the place.
ちょっと私の知る限りでは分かりません。完走したチーム名に何か情報を添えて提出すればいいはずです。チームの名前(か番号)、ライダーの名前、出発地、日時、申請距離、22時間後の走行距離、24時間後の走行距離。そんなものでしょうか。

Q10.  開催時期

For reference, there isn’t a traditional custom of celebrating Easter in Japan. Can Fl?che take place in any time around the year?
今後のための質問です。日本ではイースターの習慣がありません。フレッシュ開催時期は自由に決めてよいのか。

A10

– The Fleche has to be held at the beginning of the cycling season, when the weather is not too bad but not so good. Do you have a traditional celebration in april? If yes, you can choose this day fo your Fleche but you have to explain your choice.
Flecheはサイクリング・シーズンの初めに行われるものです。天候が悪くも良くもない時期に。日本では4月に何か休日や祝い事はありますか?もしあればそれが良いのではないでしょうか。ただし、なぜその日なのかは説明してください。

Q11.  やむを得ない場合のスタート時間の遅れ

In case of the delay in public transportation or unavoidable natural conditions, can the Fl?che participants start the ride later than the originally scheduled time?
公共交通機関の遅れや事故災害などで遅れが生じた場合、スタート時間は遅らせることができるのか?

A11

– You can change the starting time if you have to.
必要であれば可です。

ランドヌール・モンディオ(RANDONNEURS MONDIAUX)公認ブルベの規定

第1条: ブルベの認定権を有するのは、全世界でAudax Club Parisien(以下ACP)のみである。1921年以来、全ブルベに認定番号が受理順に割り当てられ、登録されている。 第2条: ブルベはクラブや団体、連盟への所属の有無に関わらず、サイクリストであれば誰でも参加できる。未成年者は、ACPと主催組織の責任免除を明確にする保護者の許可と、過去6ヶ月以内の健康診断書の提示を条件に、参加を認める。 人力のみで駆動する軽車両(以下、自転車)であれば、種類を問わない。(訳者注:フランス語では「velo (自転車)」という言葉の代わりに、「machine (機械、マシン)」という言葉が使われています。これは自転車に限らず、人力で動かされる機械は全てOKだという意味が込められています。) 第3条: 参加希望者は参加申込用紙に記入し、主催者が定めた参加費を払う。 第4条: 参加者は所属連盟を通じて、もしくは個人的に第三者賠償責任保険に加入する必要がある。(総合保険の多くは、企画された有料イベントの参加を保険適用外と位置づけているため、注意が必要である。) 第5条: 参加者は個人的に走行しているとみなされ、道路交通法や公式の道路標識を守り、自転車専用道路がある場合はそれを利用する。 ACP 並びに主催組織は、ブルベ開催中に発生した事故の責任は一切負わない。 第6条: 夜間の走行時は自転車の前後にライトをしっかりと固定し、常に点灯可能な状態を維持する。(予備電球を携行し、照明方法も2重に確保することを推奨する。)主催者は、ライトの状態が本規定を満たしていない参加者のスタートは認めない。参加者は日暮れには直ちにライトを点灯し、雨や霧等により視界が不十分である場合も必ずライトを点灯する。また、集団で走っている時でも、参加者は各自ライトを点灯しなければならない。夜間は明るい色の衣服と反射腕章の着用を推奨する。また反射タスキもしくは反射ベストの着用は義務付けられている。 上記ルールの違反がコントロールで発覚した場合は、ブルベの認定は受けられない。 第7条: 参加者はブルベ達成に必要な全要件を自力で満たす。コーチやトレーナー、サポートカーの伴走といった組織的な支援は、コントロールポイント(シークレットコントロールの可能性あり)以外では認められない。本条項の違反者は失格となり、それが最終決定となる。 参加者はきちんとした服装、態度でブルベに臨むこととする。 第8条: 参加者にはスタート時に、幾つかのコントロールポイント(ブルベカードのチェックが義務付けられている)を示したブルベカードとキューシート(原文ではitineraire)が配布される。主催者は一箇所または複数箇所でシークレットコントロールを実施することができる。このため、また保険の関係上、参加者はスタート時に配布されるキューシートに沿って走行することが求められる。 第9条: 主催者がコントロールポイントを特定しない場合、参加者はコントロールの対象となる市町村名が入ったスタンプの押印を商業施設、ガソリンスタンド等で受ける。夜間のようにスタンプ押印が不可能な場合、通過場所、日時、氏名、所属クラブ名を明記の上、ハガキを組織代表者宛に投函し、ブルベカードの確認欄に「CP」(訳者注:仏語で「ハガキ」(carte postale)の略)と投函日時を記入する。 コントロールでは通過時刻を必ず記録し、24時間を超えるブルベの場合は日付も記入する。 スタンプの押印漏れ通過時刻の記入漏れ、またはブルベカードを紛失した場合は、(紛失地点の距離に関わらず)認定は受けられない。参加者は各自の責任でブルベカードのコントロールを受ける第10条: 完走の制限時間はブルベの距離に比例して設定される:13時間30分 (200km)、20時間 (300km)、27時間 (400km)、40時間 (600km)、75時間 (1000km) コントロールの通過は、ブルベカードに記載された開設時間内に行う。参加者は、設定された時間枠内にコントロールを通過しなければ、制限時間内に完走しても認定を取得できなくなる。 第11条: 不正行為を行った参加者は、不正行為の如何に関わらず、ACP以下、RMに所属する全組織から除名される。 第12条: 参加者はゴールブルベカードに署名し主催者に提出する。認定後、ブルベカードは参加者に返却される。紛失による再発行は行わない。 ブルベは競争ではないので、参加者の順位付けは行わない。 認定後、参加者は記念メダルを購入することができる。メダルの申請と代金の支払いはゴールでブルベカード提出時に行う。 第13条: ブルベ達成の証であるメダルはブロンズ色(200km)、銀色(300km)、銀に金メッキ色(400km)、 (vermeil という言葉には、「金メッキの施された銀」という意味以外にも、真紅という意味があります。ここでは前者と考えるほうが自然だと思います) 金色(600km)、銀製(1000km)となっている。メダルは原則的にPBPの翌年に変更される。メダルの代金はブルベ主催者が示す。 シュペールランドヌール: 同一年内に200、300、400、600キロのブルベ・シリーズを達成したランドヌールに贈られる称号。該当者は自分の所属するブルベ主催クラブに認定番号を提示し、メダル代金の支払いを行った上でメダルを申請することにより、ブルベ・シリーズ達成の記念メダル(PBP年度のデザイン)を受け取ることができる。 第14条: ブルベのコース全体、または一部に重複して他の長距離イベントを実施してはならない。 第15条: ブルベの参加申請、出走は当人が本規定を無条件に受け容れることを意味する。苦情や抗議は、理由の如何に関わらず、イベントから48時間以内に主催者に書面にて送付しなければならない。主催者はその内容を確認の上、見解を添えてACPのランドヌール委員会*1(Commission des Randonneurs)に伝え、ランドヌール委員会が審議、決定を行う。
*1 日本国内の苦情や抗議はAJに対して行い、AJが審議、決定する。 「この規定はフランス以外の国には適用しません。現在我々は新しいルールを作成中であり、其のルールはこの疑問に対して、明確な回答となるでしょう。当面はRUSAの方法でよい。AJ内で問題が解決できない場合のみACPに連絡をください。」2005.4.8 ACPからAJへの回答(原文英語)。
第16条: ACP理事会(Comit_ Directeur de l’ACP) に問題が持ち込まれた場合、また本規定では定めていない意見の相違が発生した場合、ACP理事会が解決し、その判断を最終決定とする。
規定原文は仏語、仏語からの日本語翻訳:直子カルタン、英語からの日本語翻訳:井手マヤ/2005年10月14日)