シューペル・ランドネ/SR600コース

2009年よりACPが行っているSR600ですが、日本では2012年に初めてACPにコースを申請して承認されました。

 

1. 日本国内のコース

 

日本国内でACPから承認されたSR600のコースは下記の通りです。コースの詳細やエントリー方法については、各主催クラブのHPで確認してください。

名称主催出発地
SR FujiA埼玉東京都八王子市高尾町
SR FukushimaAR日本橋福島県郡山市
SR HakubaA埼玉宮城県白石市
SR HakusanA近畿滋賀県長浜市
SR IzumoAJ岡山島根県出雲市
SR JoumouSanzanAJ群馬群馬県高崎市
SR Kanto NordAJ宇都宮栃木県宇都宮市
SR KarstA近畿愛媛県松山市
SR Kii Mountains World HeritageA近畿大阪府泉佐野市
SR Kii Mountains ReverseA近畿大阪府泉佐野市
SR KyotoA近畿京都府京都市
SR Mt. Aso Geotourism R熊本熊本県菊池郡大津町
SR Nihon AlpsA埼玉山梨県北杜市小淵沢町
SR Nishi NihonA近畿兵庫県姫路市
SR OiraseA埼玉青森県八戸市
SR Shikoku MountainsAJ岡山愛媛県西条市
SR Shikotsu ToyaAJ北海道北海道札幌市
SR TsurugiA近畿徳島県徳島市
SR "S.K.Y.LINE" Fuji-Hakone-Izu National ParkAJたまがわ静岡県三島市
 

 

2. 海外のコース

 

海外でもSR600は行われています。ACPに登録されている世界のコースについては下記のサイトで確認してください。

   

シューペル・ランドネ/AJ規定


日本でのシューペル・ランドネは日本の交通、社会状況などを考慮し、Provence Randonneurs(以降PRと略)に若干の変更を加えたAJ規定で実施します。PRが定めたシューペル・ランドネ規則原文は、PRのRULES FOR RIDERSページをご覧下さい。

 

0. はじめに


シューペル・ランドネの精神は走者の自由と成熟度があって成立します。
パーマネントであるルートを走者は自発的な意思のもとに走ります。出走日時、事前準備、持ち物や走行時間を管理したり、宿泊するのか、寝袋を使うのか、それとも寝ないで走るのか、全て自身で決めるのです。
主催側は(ランドヌールかツーリストかの)カテゴリ別での制限時間を設定し、車両によるサポートなしで走るよう求める以外の責務はありません。
走者は自身でコントロールの通過を証明する必要があります。走者はすべて自分で対処しなければならないのです。

 

1. シューペル・ランドネ (Super Randonnees) とは?


シューペル・ランドネはPRが認めたルートを規定の条件で完走すると、PRが認定する挑戦的なパーマネントです。世界的に有名なものから無名のものまで、峠やピークをいくつも含む山岳地帯を走り、景色は最高です。距離は約600km(373マイル)、累積標高は10,000m超(32,800フィート)にもなります。

申込み時に出走者はシューペル・ランドネをツーリスト(Tourist)部門かランドヌール(Randonneur)部門で走るか選択します。

  • ツーリスト部門は連続した複数日、かつ一日平均75km(47マイル)以上を走って完走することが必要です。
  • ランドヌール部門は60時間の時間制限があり、休憩等を含めた平均時速が10km/h (6.21mph)になります。

シューペル・ランドネはパーマネントなのでルートが通行止めになっていない限り一年を通していつでも走ることができます。出走者が出走日時を自由に決められるシューペル・ランドネは、BRMのように主催者が直前に下見や試走をしてルートを確認しません。出走者は出走前に通行が可能なことを確認してください。

 

2. 出走者について


シューペル・ランドネへの出走は主催者に申込む。

申込みを済ませると、出走者はブルベカードとフレームバッジを受け取る。走行中は両方とも常に携帯しておく必要がある。

シューペル・ランドネは所属団体に関係なく全てのアマチュア・サイクリストが出走することができる。

各出走者は適当な賠償責任保険に加入していなければならない。

  • 出走者は自分の責任で第三者賠償責任保険に加入すること。
  • 国外居住者の保険に関してはBRM規則第4条に準ずる。

出走できるのは人力で動く車両で、動力が完全に乗車している人の力によるものに限る。なおかつ、日本の公道で使用可能な車両であること(スケートボードなど遊具に分類されるものは公道で使用できない)。

エントリーした出走者は単独でもグループでも走ることが可能である。
※ SR600 も BRM 同様、非出走者とのグループ走行は禁止です。同走すると出走者は失格になります。

日本国内でのシューペル・ランドネは20歳未満の人は出走できない。

 

3. 出走者の義務


出走者は道路交通法に従って走り、必ず信号を守ること。各出走者は個人的なサイクリングをしていると見なされる。PR、AJ、主催クラブ、主催者はシューペル・ランドネ出走中のいかなる事故についても責任を負わない。

ルートおよびコントロール(PC)は詳細なキューシートに示され、GPSファイルも用意されている。ショートカットや回り道は認めらない。

ランドヌール部門での出走者は公式のスタート場所から出走しなければならない。ツーリスト部門の出走者はキューシート上のポイントのどこからでもスタートできるものとする。

各出走者は自己完結が求められる。頻度に関わらずサポート車両はコース上、コントロール上ともに認められない。

夜間走行に備えて自転車本体にしっかりと固定された前照灯と尾灯が必要である。
夜間や(雨や霧などで)薄暗い場合には常に点灯しなければならない。
夜間や薄暗い場面においては、反射ベストの着用が必須である。
夜間走行における違反は直ちに失格対象となる。

修理できない灯火の故障等に備え、予備の灯火装備を強く奨励する。

ベル装着とヘルメット着用を義務付ける。前照灯2つ、ヘルメットに尾灯(点滅可)を装着すること。装備に関してはBRM規則第6条に準ずる。

明るい色の服装、サバイバル・ブランケット、携帯電話の所持を強く奨励する。


4. 申込み


各出走者は主催者に連絡を取り参加費を走行予定日の30日前までに支払うものとする。メダルがある場合には申込時または完走後のブルベカード提出時に注文できる。ブルベカードを返送することで申込みをキャンセルすることができる。

ランドヌール部門は出走日と時間を申告しなければならない。
出走日時は主催者に新たな日時を連絡すれば、出走の一週間前までは変更することができる(注:「申告済みの出走日時に関わらず実際に出走する日時の一週間前」の意)。

ツーリスト部門では出走日時の指定は不要だが、公式のスタート地点以外から出走する場合はその場所を主催者に申告しなければならない。/


5. コントロールと通過確認


ツーリスト、ランドヌール部門ともに出走者はブルベカードに姓名と住所を記入すること。スタート時刻、ゴール時刻、指定されたコントロールすべての通過時刻を記入しなければならない。時刻は日付、時、分、を含む(日付が必要なのはスタートとゴールのみ)。ただし、コントロールにオープン・クローズ時刻の設定はない。

シューペル・ランドネのコントロールは山頂や峠のように人里離れた場所である場合が多い。そのような場合、出走者は指定の標識下に自転車を置き、その写真を撮って通過を証明しなければならない。標識は地名(峠、山頂)を示しており、簡単に見つけることができる、状況が許せば、出走者はコントロールで写真を撮影する代わりに、コントロール地点の施設においてブルベカードにスタンプを押すことでコントロールの通過証明とすることができる。スタンプはコントロール地点の名前が表示されていなければならず、さもなければ無効である。

街中にあるコントロールについては、街の入口または出口にある地名標識の前に自転車を置き写真を撮ることで通過証明とすることができる。カフェ、パン屋、食料品店、ガソリンスタンドなどの地元施設でブルベカードに通過証明を貰うこともできる。

必要な写真や通過証明の不足、コントロールの時刻欠損、ブルベカード紛失(出走後どれだけ走ったかに関わらず)は失格となる。各出走者がそれぞれのコントロールで通過証明とブルベカードへの必要事項記入に責任を持たなければならない。出走者一人ずつ写真を撮ることを強く奨励する。出走者が一緒に写真に写ることはかまわないが、それぞれの自転車が写っていなければならない。

スタート地点および途中でシークレット・コントロールを行う場合がある。

ランドヌール部門で出走し制限時間を超えてゴールした場合、通過証明関連が全て揃っていればツーリスト部門での認定とする。

出走者はゴールでブルベカードに署名をした上で通過証明の写真を添えて主催者に返却しなければならない。写真は電磁的記録(メール添付の写真ファイル)での提出もできる。ブルベカードは認定が下りた後に認定番号と一緒に返却される。

認定番号は時系列順にツーリスト部門、ランドヌール部門を通して割り当てられる。記録はPRのウェブサイトおよびシューペル・ランドネのブログに時系列順に掲示される。
シューペル・ランドネは競争ではない。出走者は結果によって分類されるものではない。ランドヌール部門の完走時間は公開されず、公開される結果はすべて同じ扱いとなる。


6. その他


シューペル・ランドネは他のイベントやブルベの一部として行われるものではない。

シューペル・ランドネは600kmのBRMと同じコースかつ同じ日時に行うことはできない。

シューペル・ランドネはパーマネントなので、主催者は年間を通して出走を受け付けなくてはならない(通行規制がない場合)。主催者は希望する場合に日付を指定することができる(注:「より多くのランドヌールの出走を促すために、主催者は出走者に対して特定の日時のスタートを奨励してもよい」の意。ただし出走者に対して特定の日時のスタートを奨励すること自体は推奨されない)。ただし全ての規則を遵守することとする。特に頻度に関わらずサポート車両を使用してはならない。走者に替わってコントロール業務(=通過証明)を実施してはならない。主催者はツーリストとランドヌールの選択肢を用意する必要があり、走者に走行スケジュールを指定してはならない。

シューペル・ランドネ出走者はPRによって名前が掲示される。個人情報は商業的に利用されることはなく、また第三者に提供されることもない。

シューペル・ランドネ出走者はこれらの規則に完全に同意したとみなす。詐欺、不正、不当な規則違反はすべてのPR主催イベントおよび日本国内のAJ統轄下イベントから排除される結果となる。

出走者は訴えや苦情をPR代表に書面(メールを含む)で送ることができ、その後、PRの代表が最終決定を下す。

保存 保存

Super Randonnée

シューペル・ランドネ(Super Randonnées :SR600km)はACPによって創設されたブルベの新しいカテゴリーで、2009年に最初のルートができました。 フランスの伝統的なBRMとFFCT(フランス・シクロツーリズム連名)の元で古くから行われている BMCF を取り入れて作られたもので、距離は600km、累積標高は10000m以上になる山岳パーマネント(Permanents)です。

2022年1月よりSR600の管掌団体が、ACPからフランスのサイクリングクラブであるProvence Randonneursへ移管されることとなりました。Provence RandonneursはACPでSR600を創設・担当されてきたSophie Matter氏が会長を務めるクラブです。

特徴

山岳地帯をルートとするSR600はチャレンジングであると同時に美しい景色の中を自転車旅するランドネであって、ランドヌール部門とツーリスト部門の2つから出走タイプを選ぶことができます。

BRMとの違いはルートが厳しいことに加えて、パーマネントだということです。パーマネントは自分で出走日時を決めることができるのです。SR600ルートは基本的に一年だけで終了することはなく、いつでも自分で決めた日時に出走できます。それにより、BRMよりさらに出走者自身の事前準備と責任が必要になるものです。

出走日時

BRMとの最も大きな違いは自分で出走日時を決められることです。 BRMの場合には、主催者が季節を考慮して開催日を設定しますが、SR600は季節による天候状況など様々な要素を自分で考えて日時を決めます。
ルートには冬期通行止め区間が含まれることもあります。

ルート確認

BRMは主催者が実施直前に下見や試走をしてルートの確認をします。それに対して、出走日時を出走者自身が決めるSR600は、主催者が出走者に合わせてルート確認することはありません。
主催者は事前に冬期通行止めなどの情報を提供しますが、通行止め期間は年によって変わるものであり、また道路工事や災害その他行事などで通行止めになることもあります。ルートが走行可能かどうかは出走者自身が事前に確認しなければなりません。
単独あるいは家族や知人とツーリングするとき、走行可能かどうか調べるのと同じように、SR600も自分で確認する必要があります。

保険

SR600出走には賠償保険加入が義務付けられます。
出走者は自分の責任でブルベカード有効期間を満たす賠償保険に加入しなければなりません。
公道を使用するサイクリングは本人が安全走行を心がけていても大きなリスクが伴います。自分のケガだけでなく、他人をケガさせたり、他人の財物に損害を与える危険性に備えて保険加入は必須です。

厳しいルート

BRMにはとくに累積標高の決まりはありませんが、一部の人しか完走できないような厳しいルートは避けられています。それに対して、SR600は累積標高10000m以上なければルートとして認められません。しかし、厳しいルートであるものの、SR600はヒルクライムの速さを競ったり、限られたエリートライダーのために実施されるものではありません。
SR600はランドヌール部門とツーリスト部門があり、出走タイプを選べるようになっています。

  • ツーリスト部門は連続した複数日、かつ一日平均75km(47マイル)以上を走って完走することが必要です。
  • ランドヌール部門は60時間の時間制限があり、休憩等を含めた平均時速が10km/h (6.21mph)になります。

ランドヌール部門には制限時間がありますが、BRM600の40時間に対してSR600は60時間です。ルートが厳しい分だけ制限時間を緩和して、あまりにも無理な走り方をしないように、一部エリートライダーしか完走できないということがないように配慮されています。また、ランドヌール部門で出走し、制限時間をオーバーしてフィニッシュした場合にはツーリスト部門での認定が受けられるようになっています。
ランドヌール、ツーリストどちらで走ったとしても、完走することが重要なのであって、競い合うものではないのです。

PC (コントロール)

SR600では、すべてのPCは無人であり主催者が待機することはなく、スタートとフィニッシュ地点にも誰もいません。
BRMにはPCにオープン・クローズ時刻がありますが、SR600は単に通過確認のみでオープン・クローズ時刻の設定はありません。
SR600は、峠の標識などと自転車を一緒に写真に撮って主催者に提出する写真確認がメインになります。具体的な方法はSR600主催者のサイトをご覧ください。

走行時のトラブル

SR600は個人的なサイクリングと見なされます。走行時のメカトラブル、事故などあらゆることに対して出走者自身が判断して対処しなければならず、主催者がサポートすることはありません。Audax Japan、主催クラブ、主催者はいかなる事故に対しても責任を負いません。

SR600 歴代完走者

プロヴァンス・ランドヌールズ(PR:Provence Randonneurs)のResults of SRのページには歴代の完走者が記録されています。
日本の SR600 は JP- のキーワードで検索してください。

SR600の管掌団体の変更について

2022年1月よりSR600の管掌団体が、ACPからフランスのサイクリングクラブであるProvence Randonneursへ移管されることとなりました。 Provence RandonneursはACPでSR600を創設・担当されてきたSophie Matter氏が会長を務めるクラブです。 SR600の基本的なルールには変更がありませんが、下記が主要な変更点になります。
  • 認定団体 Provence RandonneursがSR600の認定団体となりACPは認定に関与しない。 (※2021年12月迄に出走し認定の条件を満たした走行は、ACPが認定を行います。)
  • 表彰制度 10 x Super Randonnees等の表彰制度は継続され、Provence Randonneursが表彰団体となる。
  • ブルべカードおよびフレームバッヂ Provence Randonneurs版のものが新たに作製・使用される。 今まで使用してきたACP版も在庫分は使用可能。
日本では現在8クラブが18のSR600コースを開設しており、今後も新たな体制のもと、SR600の主催が続けられます。 なお、ACPの表彰制度であるRandonneur 10000受賞の必要要件から、今後SR600のランドヌール部門での認定は除外されます。 今回の体制変更に伴う詳細情報は、分かり次第、追ってお知らせします。

AJ Permanent 概要

Audax Japanでは、2019年4月より、AJ独自のカテゴリーとして、AJ Permanent を開設しました。

はじめに

AJ Permanent は、通常のBRMと異なり、参加者が出走日時を決めて走ることができる特別なブルベカテゴリーです。ACP管掌のブルベにもSR600というパーマネントブルベのカテゴリーがありますが、AJ Permanent はSR600ほど厳しい条件は課さず、より広い参加者、ブルベ初心者にも楽しんで頂けることを目指しています。

特徴

AJ Permanent は、新規申請・既存開催の BRM コース及び Permanent 専用コースで実施され、いずれのコースもBRM等では参加者には好評を得られるコースであると同時にチャレンジングであって美しい景色の中を自転車旅するコースです。 BRMとの最大の違いは、自分で出走日時を決められることです。これにより、BRMと同じルートを走る場合であっても、通常の開催時期と異なる時期を選ぶ、スタート時間を変えるなど、自由度が高くなります。一方で、多くの参加者が走ることを考慮したBRMでは採用されないような厳しいコースが設定される場合もあります。また、単独走行になる可能性も高くなります。天候が悪くても中止にする主催者はいません。 結果、多くの自由度が得られる代わりに、出走者自身の事前準備と多くの判断が必要になることも特徴になります。 なお、AJ Permanent はAJ独自のカテゴリーであり、ACPやRMの管掌BRM/RMではありません。そのため、AJ Permanent の完走認定を得ても、ACP認定や、Super Randonneur、R5000、R10000 などの表彰対象にはなりません。

出走日時

BRMとの最も大きな違いは自分で出走日時を決められることです。 BRMの場合には、主催者が季節を考慮して開催日を設定しますが、AJ Permanent は季節による天候状況など様々な要素を自分で考えて日時を決めます。ルートには冬期通行止め区間が含まれることもあります。

参加方法

参加資格 AJ会員で年齢20才以上、かつ保険の条件を満たしていれば参加可能です。 参加したいコースを選定し 各主催クラブのウェブサイトなどで開催概要を確認の上、主催者の定める方法で参加を申し込みます。 参加規定の詳細は、 AJ Permanent 規定 に従ってください。

ルート確認

BRMは主催者が実施直前に下見や試走をしてルートの確認をします。それに対して、出走日時を出走者自身が決める Permanent は、主催者が出走者に合わせてルート確認することはありません。 主催者は事前に冬期通行止めなどの情報を提供する場合もありますが、通行止め期間は年によって変わるものであり、また道路工事や災害その他行事などで通行止めになることもあります。ルートが走行可能かどうかは出走者自身が事前に確認しなければなりません。単独あるいは家族や知人とツーリングするとき、走行可能かどうか調べるのと同じように、Permanent も自分で確認する必要があります。

保険

AJ Permanent 出走には賠償保険加入が義務付けられます。出走者は自分の責任でブルベカード有効期間(出走開始からゴールまでの期間)を満たす賠償保険に加入しなければなりません。 公道を使用するサイクリングは本人が安全走行を心がけていても大きなリスクが伴います。自分のケガだけでなく、他人に怪我をさせたり、他人の財物に損害を与える危険性に備えて保険加入は必須です。

ルート

AJ Permanent には累積標高の決まりはありません。コースによっては厳しいルートがあるのも Permanent の特徴です。ただし、Permanent はヒルクライムの速さを競ったり、限られたエリートライダーのために実施されるものではありません。Permanent は、完走することが重要なのであって、他人と競うものではありません。

PC(コントロール)

AJ Permanent は、スタート、ゴールを含む、全てのPCは無人であり、主催者が待機することはありません。BRMにはPCにオープン・クローズ時刻がありますが、AJ Permanentのスタート時刻(範囲)は、参加者が 主催者に申し込んだ日時(+30分以内)とし 、コース上の 指定されたコントロールは、 オープン・クローズ時間を設けずに すべて通過チェックとなります。また、 ゴールにオープン時刻の設定はありません。(スタートとゴールは日時の証明が必要)。Permanent のPCは、BRM同様コンビニなどのレシート取得の場合もありますが、峠の標識などと自転車を一緒に写真に撮って主催者に提出する写真確認が多くなります。また、主催者によってはQRコードの読み取りや、GPSトラックの利用など電子的な手段でPC通過の認証も利用できる場合もあります。具体的な方法は各主催者のサイトをご覧ください。(2022/01/20更新)

準備

キューシートをダウンロードしてルートの詳細を確認。攻略も含めて、DNF時のエスケープなども検討ねがいます。自転車を整備し、装備など足りない物を準備します。

当日

スタート地点で出走者自身で車検を行い、装備をチェックし、ブルベカードに出走サインをしてスタートします。スタート後は指定されたPC等を通過し証明写真の撮影やレシートを入手しゴールを目指します。制限時間内にゴールした場合はブルベカードに必要事項を書き込み、自身で完走時間のおよびサインを記入します。

認定依頼~認定

無事完走した場合、主催者にブルベカードや写真類等の証跡を主催者の指定する方法で提出します。主催者はブルベカードや証跡を確認し、完走を認める場合、後日、認定番号が記載されたブルベカードを返送します。なお、AJ Permanent の認定事務は、各年度末に1回だけ行われますので、ゆっくりお待ち下さい。

走行時のトラブル

AJ Permanent 走行中は個人的なサイクリングと見なされます。走行時のメカトラブル、事故などあらゆることに対して出走者自身が判断して対処しなければならず、AJ Permanent 主催者がサポートすることはありません。Audax Japan、主催者はいかなる事故に対しても責任を負いません。

表彰(メダル)

完走記念品(有料)は、各パーマネント主催クラブが用意、購入できる場合もあります。通常のBRMと異なり、BRM完走メダルは購入できません。

BRM/AJ規定


2018/10/29 データベース公開により、2015年の社員総会決議に基づき、第17条を修正し、認定番号を公表できるものとしました。

200kmから1000kmまでのBRMに関する規則

200kmから1000kmまでのBRMはACPが定めた規則に従って開催され、ACPが認定します。日本でのBRMは日本の交通、社会状況などを考慮し、ACP規則に若干の変更を加えたAJ規定で実施します。主催クラブによってローカルルールが適用になることもあります。また、海外のBRMに参加する場合には、ACP規則および開催国、主催者の規則をご覧ください。ACPが定めたBRM参加者規則原文およびその訳文は ACP資料のページ をご覧下さい。(2007.12.11更新)
PC表記に関して(2009.9.25) BRMでは途中にPCが設定されます。PCとは、フランス語のPoint de Contrôle(ぽわんどこんとろーる)の略です。フランスではContrôle(コントロール)、英語ではCheckpoint(チェックポイント)と表記されます。日本ではBRM導入時より使用されてきたPCを使うことが多いですが、統一はしませんので、BRMによってCPになることもあります。下記BRM規則は英語版に基づいていますので、チェックポイントの翻訳になっています。

第1条 認定

本イベント(BRM)の認定権を有するのは、全世界でAudax Club Parisien(以下ACP)のみである。ACPがすべてのブルベを認定する。ブルベのすべての認定には認定番号が割り当てられる。認定番号は受理日時による時系列順に割り当てられる。ACPは1921年の創設以来のすべての認定を記録している。

第2条 参加資格

ブルベは、保険に契約しているいかなるアマチュアサイクリストに対しても開かれており、そのサイクリストの加入する自転車クラブの如何によらない。20歳未満のサイクリストは参加できない。 人力で動く車両(Human-Powerd Vehicle)であれば参加可能である。唯一の条件は、該当の車両が走者の力のみによって駆動されることである。 日本の公道で使用可能な車両であること(スケートボードなど遊具に分類されるものは公道では使用不可能です)。

第3条 参加申し込み

ブルベに参加するには、走者はイベント主催者の指定する参加申込書に必要事項を記入し、参加料を支払わねばならない。主催クラブの責任免除に対する同意の署名を必要とする。 Audax Japanの統括するBRMの申し込みについては 申し込みページ をご覧下さい。

第4条 保険

走者は第三者賠償責任保険に加入していなければならない。 国外居住者は保険加入の自己申告があれば参加が認められるが、主催者の裁量に委ねられる。 詳細は保険ページをご覧ください。

第5条 交通規則の遵守

ブルベ開催中、それぞれの走者は私的な走行を行っていると見なされる。走者はすべての交通規則を遵守して走行し、すべての交通信号を守らねばならない。 ACP、AJ、主催クラブは、ブルベのコースにおけるいかなる事故についてもその責任を負うことは不可能であり、また、責任を負わない。

第6条 装備

夜間走行のために、車両に確実に固定された前照灯と尾灯とを装備することが必要である。灯火は常に完全に機能することが必要である(予備灯火は強く推奨される)。少なくとも一つの尾灯は(点滅モードではなく)常時点灯モードでなければならない。上記の要求を満たせない走者は出走を許可されない。 灯火は夕方から明け方まで点灯しなければならない。また他の視界不良の条件下(雨天、霧等)でも同様である。走者は、グループで走ろうと単独であろうと上記の要求を満たさねばならない。いかなる走者も各自の灯火を使用しなければならない! すべての走者は反射ベスト、反射たすき、反射肩掛けベルト(Sam Browne belt)、もしくは前後の見えやすい位置に反射素材がついた同様のものを着用しなければならない。 本夜間走行規則のいかなる違反をも、走者は即座に失格となる。 ベル装着とヘルメット着用を義務付ける。400km以上では前照灯2つ、ヘルメットに尾灯(点滅可)を装着すること。

第7条 サポート、その他

各走者は、一切を自力で行わなければならない。コース上では、伴走車やいかなる種類のサポートも許可されない。サポートはチェックポイントのみで許される。本要項に関するいかなる違反でも、走者は即座に失格となる。 スタート時に、もし主催者が走行グループを作ったとしても、走者はだれでも各自のペースで走行し、そのグループからいつでも抜けてよい。いかなる走者もグループリーダーとは見なされない。またグループリーダーを示す印(ジャージ、腕輪、その他)、もしくは称号(主将)は許されない。 すべての走者は社会規範に従って行動し、すべての交通法規、道路標識、規制を遵守することが求められる。すべての走者は走行地の慣習を尊重した礼儀正しい態度が求められる。

第8条 コース、チェックポイント、ブルベカード

スタート時に、走者はブルベカードと、経路とチェックポイントの位置を示したキューシートを受け取る。走者は経路に沿って走らねばならない。もし経路から離れたら、経路から離れた地点まで戻って経路に復帰しなければならない。主催者の指示のない場合にはショートカットや迂回路を通ってはならない。走者はブルベカードに印を貰うためにチェックポイントに止まらねばならない。主催者は経路沿いに未公表のチェックポイントを置くことができる。これは通知された経路を走行することを参加者に守らせるためである。 主催者はAudax Club Parisienのブルベカード、もしくはACPに承認されたローカルなブルベカードを使用しなければならない。

第9条 無人チェックポイント

主催者は主催メンバーがいないチェックポイント(無人チェックポイント)を設定することが出来る。このようなチェックポイントでは走者は、主催者がチェックポイントとして指定した施設でブルベカードに印を貰う必要がある。チェックポイントの情報は、通過すべき時刻と(24時間以上のブルベのために)日付と共にブルベカードに記される。このチェックポイントとして指定される施設は、商店やコンビニエンスストアなどである。コンビニエンスストアでは店舗名、発行時間が記載されたレシートを保管して、有人PCまたはゴールの際にスタッフに渡してブルベカードへ記入してもらわなければならない。レシートを紛失すると認定を受けられない。

無人チェックポイントで印をもらう手段が無い(例えば、真夜中に到着するなど)場合、走者は以下のような方法で印の代わりとする。

  1. チェックポイントの情報(通過日時、走者の氏名、クラブ名)を主催者に葉書で送付する。
  2. 通過日時と共に、チェックポイントでのあらかじめ決められたランドマークや特徴を証拠としてブルベカードに書き込む。

葉書を投函した場合は、ブルベカードの当該コントロールポイント欄に、葉書を投函した日時と合わせて「CP」と記入しなければならない。主催者は無人チェックポイントでどの方法を採用するかを決定してよい。

チェックポイントでの印の受け取りもれ、チェックポイントの通過時間もれ、もしくはブルベカードの紛失は(どれだけ走者が走っていようとも)失格の対象となる。ブルベカードにすべてのチェックポイント通過の印を受理したことの確認は、走者の責任とする。

主催者はブルベカードを利用する無人チェックポイントの認証手段に加え、電子制御(QRコードや電子チップの読み取り等)、GPSトラック(電子デバイスによる位置情報のトラッキング)、もしくはGPSデバイスのトラッキングデータをチェックポイント通過の認証方法として追加採用することができる。この場合、主催者はブルベカードの発行を省略し、参加者のブルベカード携帯義務を免除することができる。ただし、希望する参加者に対し、従来のブルベカードを利用した認証方法、並びにブルベカードの頒布の可能性を常に残しておかなければならない。(2022/01/20更新)

第10条 制限時間とチェックポイント通過時間

距離に応じて総走行時間の制限が設けられている。すなわち、(時間:分の形式で)200kmの場合13:30、300kmの場合20:00、400kmの場合27:00、600kmの場合40:00、そして1000kmの場合75:00である。 実際のBRMのコースは、スタートおよび折り返し地点などの条件から、上記の各距離より多少長い距離となるが、制限時間は必ず上記の通りとなる。以下に表としてまとめる。
距離(km) 200 300 400 600 1000
制限時間 13:30 20:00 27:00 40:00 75:00
さらに、走者は各チェックポイントに、そこのオープン、クローズの時刻の間に到着しなければならない。オープン、クローズ時刻はブルベカードにチェックポイントの情報と共に示されている。走者は、スタートからフィニッシュまでの間にある、すべてのチェックポイントにそれがオープンしている間に到着しなければならない。もし走者がクローズ後のチェックポイントに到着し、その遅れが不測の事態であり走者が管理できないこと(例えば交通事故の救助で停止した場合や道路の封鎖等)に起因するものであると主催者が認めた場合、主催者はタイムオーバーを不問にし、走者に走行を継続させることができる。自転車や装備の不良、疲労、体力不足、補給不足等は不測の事態ではなく、当人の管理できることなので、タイムオーバーの正当な理由にはならない。総走行時間の制限で認定は行われるが、上述のように各チェックポイントでもタイムオーバーしたならば失格となる。 日本国内で実施するBRMのスタートのクローズ時刻はスタート時刻から30分後となる。(2009.4.30 ACPの定めたスタートのクローズ時刻はスタート時刻から1時間後であるが、ボランティアスタッフの負担軽減のため、日本のローカルルールとしてACPより認められた)

第11条 不正などへの対処

上記規則に対し、不正、詐称、故意の反則を行った走者は、ACP、AJの開催するすべての行事から排除される。

第12条 フィニッシュ、認定

フィニッシュ地点では、走者はブルベカードにサインし、それを主催者に渡さねばならない。ブルベカードは内容をチェックされ認定番号が発行された後、走者に返却される。主催者がブルベカードを紛失した場合、ブルベカードの再発行は行われない。 ブルベカードに添付されるACP(またはRM)発行のシールに認定番号が記載される。 海外のブルベ参加時やスーパーランドナーメダル申請時に認定番号が必要になることもあるので、ブルベカードは各自保管すること。 ブルベは競争イベントではないので、クラス分けはしない。各ブルベの記念メダルを完走者は購入することができる。メダル購入希望者はブルベカードの該当欄にマークを記入する。支払いは完走時に行う。

第13条 メダル、スーパーランドナー

メダル:ブルベ完走達成を示すメダルは以下の種類がある: 200kmには銅のメダル、300kmには銀板のメダル、400kmにはバーミリオン(辰砂)のメダル、600kmには金のメダル、1000kmには銀のメダル。メダルの意匠は各PBP開催後に変更される。メダルの価格は主催者によって設定される。 スーパーランドナー:一連のブルベ(200, 300, 400, 600km)を同一年内に完走した走者にこの称号が授けられる。この称号を持つ人々のためにメダルも用意されている。 メダルの申し込み受付はAJが秋に行う。 希望者は証拠書類をメダル料金と共にAJに提出する。AJは走者の各ブルベの認定番号を検査するまでメダル授与を留保することができる。

第14条 その他

ブルベは単独で開催されなければならない。ブルベ参加者が、ブルベ開催者と関連のある他のイベントに(同時に)参加していると見なされてはならない。

第15条

日本におけるBRMに関連するすべての活性化活動、すなわち走者個人やクラブへの格付け、表彰、コンテスト等を行う権限は、日本のACP representative(ACPより日本におけるBRMの全責任を委譲されているAJ会長)が所属するAJが独占的に所有する。

第16条

主催者がスタート地点をどこの国に設定したとしても、そのBRMはACPのカレンダーにおいては主催者の所属する国のイベントとして掲載される。また主催者は必ず自己の所属する国のブルベカードを使用しなければならない。 隣接する国の代表者の許可が得られれば第一段に記述された自国のBRMのリストのほかに、(特に辺境地域の)主催者は、隣接する国のBRMのリスト中にも「organisateur apparent?(仏);organizer connected(英);隣接地の主催者」と記述して開催スケジュールを掲載することができる。

第17条 結果の公表

ブルベに参加する際、主催者が発表する結果で個人名と総走行時間、 認定番号 を公表されることに走者は同意しなければならない。走者の個人名の商業的な利用もしくは商業的な利用を目的とした第三者への通知は絶対に行われてはならない。

第18条 苦情申し立て

ブルベに参加申請し出走するすべての走者は以下の行動に同意しなければならない:ブルベやその主催団体に関する苦情や質問は、ブルベ終了後48時間以内に、主催者に対して書面で提出しなければならない。主催者はその苦情を検討し見解を添え、ACP representativeであるAJ会長に判断を仰ぐために転送する。

第19条

最終判断に関わるすべての質問は、主催者とACP representativeの見解を添えてAudax Club Parisien 役員会に送付される。本規則が明示的に適用できない事象に対して起こりうるすべての苦情や質問に対して、Audax Club Parisien 役員会は最終決裁者となる。

ブルべとは

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ブルベとはノーサポート・自己責任の長距離サイクリングイベントで、タイムや順位には拘らず制限時間内での完走を認定するものです。

ブルベ(仏語 Brevet)は認定を意味します。参加者は事前に公表されているルートに従って走行し、指定されたチェックポイントを時間内に通過しゴールを目指します。制限時間はおおよそ平均時速15km程度で計算され、努力は要するものの無理のない速度で走れるように設定されています。ブルベの規則、交通法規は厳守です。規定の距離を制限時間内に走ると、コース完走の認定を受 けることができます。

Audax Japanは日本においてACP(Audax Club Parisien)およびLRM(Les Randonneurs Mondiaux)の認定ブルベを統括しています。日本で開催されるACP認定のブルベにはBRMFleche VelocioSR600があり、1200kmを超えるLRM認定ブルベ(RM)も開催されています。

なお、日本では、ブルベといえばACP認定のBRMと思いがちです。しかし、実際には様々な種類のブルベがあり、BRMはその中のひとつです。フランスではBRM以外のブルベが数多く行われています。BRMの最高峰であるPBPが正式にはParis Brest Paris Randonneurと名付けられているのは、他のブルベにもPBPがあるため、はっきりと区別する必要があるからです。

ブルベはノーサポート・自己責任のイベントなので、天候変化、ミスコース、メカトラブル、さらには公道を走るため事故のリスクにもすべて自分で対応しなければなりません。補給やリタイヤしたときの回収車もありません。参加者は私的な走行をしているとみなされ、Audax Japanおよび主催者は責任を負いません。運営はすべてブルベ参加者であるAJ会員がボランティアでおこなっており、商業イベントとは異なります。

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Randonneurs Mondiaux

PBP(Paris Brest Paris)を除く1200km以上のブルベはACPではなくLRM(Les Randonneurs Mondiaux)が認定します。特に1200kmを超えるブルベは1200+と称され、LEL(ロンドン-エジンバラ-ロンドン、イギリス)1400km、ミッレ1001(イタリア)は1600㎞などがあります。さらに、バンクーバーアイランド(カナダ)2000㎞、スカンジナビア2100km、オーストラリア4000km、ロシア4500kmと超々ロングもあります。これらはすべてLRMが認定を行います。

特徴

参加者に関して、BRMとRMに大きなルール規定の違いはありませんが、主催者の規定にはBRMと異なる点があります。詳しく知りたい人はLRMの規定を参照ください。毎年の世界のRMカレンダーも掲載されています。
一般にRMは30名から100名以下の募集で開催されることが多く、オーバナイトコントロールが設置されその場所で仮眠や食事ができます(食事が無い場合もあります)。コントロールとコントロールの間は最低100km以上離れており、長いと200km前後の場合もあります。その時、参加者は水や食事の準備や補給を考慮しておかなければいけません。
一方、2000kmを超えると走者の力量がはっきりする為、オーバナイトコントロールを設置する主催者は少なく、自分でホテルなど宿泊の用意、食事の準備をする必要があります。
いずれにしろサポートカーがいつもある訳ではありませんので、すべて自己責任で完走する必要がありますが、DNFした場合の対応も自分で模索しておかなければいけません。

BRM

BRMは、RM:Randonneurs Mondiauxルール[リンク]によりACPに認定されるブルベで、主催者によって指定されたスタート地点からゴール地点まで、指定時間内に指定されたルートを走る、未サポートのロングライドイベントです。200km、300km、400km、600km、および1000kmがあり、距離に応じて制限時間が異なります。日本ではAudax Japanに参加している各クラブによって主催されます。

参加方法

参加資格 年齢20才以上で自転車保険の条件を満たしていれば参加可能です。 コース選定 Audax Japanに参加している各クラブのHPで参加したいコースを選びます。いきなり600kmに参加も可能ですが、200kmから順番に長い距離への参加をお勧めします。 走りたいコースが決まったら「参加規約」や「装備 (主催クラブの開催地などに合わせて個別のルールあります)」などを理解し、出走条件を満たせることを確認したら主催クラブの申し込み方法に沿ってエントリーします。

準備と当日

準備 キューシートをダウンロードしてルートの詳細を確認。攻略も含めて、DNF時のエスケープなども検討ねがいます。# 自宅に帰るまでがブルベです。 注) DNF (DID NOT FINISH) スタートしたが、途中でリタイヤ、あるいは時間内完走できなかった、を意味します。 自転車を整備し、装備など足りない物を準備します。 当日(例) スタート受付で、必要書類(同意書など)を提出し、出走サインをして、ブルベカードの受け取ります。 ブリーフィング 車検を受けてスタート キューシートに沿って、PC、通過チェック、シークレットポイントを通過します。 ゴール受付で、PCの通過チェックを行い完走時間のサインします。 完走後に完走記念メダル(有料)受け取ることができます。 後日 認定番号が記載されたブルベカードが届きます。

注意事項

BRMはランドネであり、BRM開催中も参加者は私的な走行をしているとみなされ、AJおよび主催者は責任を負いません。 ランドネを理解して BRM規則、交通法規を厳守し、他に迷惑をかけないように十分に配慮すれば、BRMの楽しみ方は自由です。ゆっくり景色を見たり、コース周辺の名物料理を堪能したり、ひたすら走り続けるのも自由です(ただし、PC不通過は失格になります)。

Super Randonneur

同一年内(1月~12月)にBRMの200km、300km、400km、600kmを完走すると、Super RandonneurとしてSRのメダルを購入することができます。 また、ブルベの最高峰4年に一度フランスで開催される「パリ~ブレスト~パリ・ランドヌール(PBP)」1200kmに参加するには、開催する年に200km、300km、400km、600kmの認定を受けることが条件となります。