シューペル・ランドネ/AJ規定 (2017/06/13更新)日本でのシューペル・ランドネは日本の交通、社会状況などを考慮し、ACP規則に若干の変更を加えたAJ規定で実施します。ACPが定めたシューペル・ランドネ規則原文およびその訳文はACP資料のページをご覧下さい。 0. はじめにシューペル・ランドネの精神は走者の自由と成熟度があって成立します。
1. シューペル・ランドネ (Super Randonnees) とは?シューペル・ランドネはACPが認めたルートを規定の条件で完走すると、ACPが認定する挑戦的なパーマネントです。世界的に有名なものから無名のものまで、峠やピークをいくつも含む山岳地帯を走り、景色は最高です。距離は約600km(373マイル)、累積標高は10,000m超(32,800フィート)にもなります。 申込み時に出走者はシューペル・ランドネをツーリスト(Tourist)部門かランドヌール(Randonneur)部門で走るか選択します。
シューペル・ランドネはパーマネントなのでルートが通行止めになっていない限り一年を通していつでも走ることができます。出走者が出走日時を自由に決められるシューペル・ランドネは、BRMのように主催者が直前に下見や試走をしてルートを確認しません。出走者は出走前に通行が可能なことを確認してください。
2. 出走者についてシューペル・ランドネへの出走は主催者に申込む。 申込みを済ませると、出走者はブルベカードとフレームバッジを受け取る。走行中は両方とも常に携帯しておく必要がある。 シューペル・ランドネは所属団体に関係なく全てのアマチュア・サイクリストが出走することができる。 各出走者は適当な賠償責任保険に加入していなければならない。
出走できるのは人力で動く車両で、動力が完全に乗車している人の力によるものに限る。なおかつ、日本の公道で使用可能な車両であること(スケートボードなど遊具に分類されるものは公道で使用できない)。 エントリーした出走者は単独でも グループでも走ることが可能である。 日本国内でのシューペル・ランドネは 20 歳未満の人は出走できない。
3. 出走者の義務出走者は交通法規に従って走り、必ず信号を守ること。各出走者は個人的なサイクリングをしていると見なされる。ACP、AJ、主催クラブ、主催者はシューペル・ランドネ走行中のいかなる事故についても責任を負わない。 ルートおよびコントロール(PC)は詳細なキューシートに示され、GPSファイルも用意されている。ショートカットや回り道は認めらない。 ランドヌール部門での出走者は公式のスタート場所から出走しなければならない。ツーリスト部門の出走者はキューシート上のポイントのどこからでもスタートできるものとする。 各出走者は自己完結が求められる。頻度に関わらずサポート車両はコース上、コントロール上ともに認められない。 夜間走行に備えて自転車本体にしっかりと固定された前照灯と尾灯が必要である。 修理できない灯火の故障等に備え、予備の灯火装備を強く奨励する。 ベル装着とヘルメット着用を義務付ける。前照灯2つ、ヘルメットに尾灯(点滅可)を装着すること。装備に関してはBRM規則第6条に準ずる。 明るい色の服装、サバイバル・ブランケット、携帯電話の所持を強く奨励する。
4. 申込み各出走者は主催者に連絡を取り登録料を走行予定日の30日前までに支払うものとする。メダルがある場合には申込時または完走後のブルベカード提出時に注文できる。ブルベカードを返送することで申込みをキャンセルすることができる。 ランドヌール部門は出走日と時間を申告しなければならない。申告した出走日時を公式のスタートとし、これは厳重に守られなければならない。出走日時は主催者に新たな日時を連絡すれば、出走の一週間前までは変更することができる。 ツーリスト部門では出走日時の申告は不要だが、公式のスタート地点以外から出走する場合はその場所を主催者に申告しなければならない。 5. コントロールと通過確認ツーリスト、ランドヌール部門ともに出走者はブルベカードに姓名と住所を記入すること。スタート時刻、ゴール時刻、指定されたコントロールすべての通過時刻を記入しなければならない。時刻は日付、時、分、を含む(日付が必要なのはスタートとゴールのみ)。ただし、コントロールにオープン・クローズ時刻の設定はない。 シューペル・ランドネのコントロールは山頂や峠のように人里離れた場所である場合が多い。そのような場合、出走者は指定の標識下に自転車を置き、その写真を撮って通過を証明しなければならない。標識は地名(峠、山頂)を示しており、簡単に見つけることができる、状況が許せば、出走者はコントロールで写真を撮影する代わりに、コントロール地点の施設においてブルベカードにスタンプを押すことでコントロールの通過証明とすることができる。スタンプはコントロール地点の名前が表示されていなければならず、さもなければ無効である。 必要な写真や通過証明の不足、コントロールの時刻欠損、ブルベカード紛失(出走後どれだけ走ったかに関わらず)は失格となる。各出走者がそれぞれのコントロールで通過証明とブルベカードへの必要事項記入に責任を持たなければならない。出走者が一緒に写真に写ることはかまわないが、それぞれの自転車が写っていなければならない。 スタート地点および途中でシークレット・コントロールを行う場合がある。 ランドヌール部門で出走し制限時間を超えてゴールした場合、通過証明関連が全て揃っていればツーリスト部門での認定とする。 出走者はゴールでブルベカードに署名をした上で通過証明の写真を添えて主催者に返却しなければならない。写真は電磁的記録(メール添付の写真ファイル)での提出もできる。ブルベカードは認定が下りた後に認定番号と一緒に返却される。
6. その他シューペル・ランドネは他のイベントやブルベの一部として行われるものではない。 シューペル・ランドネは600kmのBRMと同じコースかつ同じ日時に行うことはできない。 シューペル・ランドネはパーマネントなので、主催者は年間を通して出走を受け付けなくてはならない(通行規制がない場合)。主催者は希望する場合に日付を指定することができる(注:「より多くのランドヌールの出走を促すために、主催者は出走者に対して特定の日時のスタートを奨励してもよい」の意。ただし出走者に対して特定の日時のスタートを奨励すること自体は推奨されない)。ただし全ての規則を遵守することとする。特に頻度に関わらずサポート車両を使用してはならない。走者に替わってコントロール業務(=通過証明)を実施してはならない。主催者はツーリストとランドヌールの選択肢を用意する必要があり、走者に走行スケジュールを指定してはならない。 シューペル・ランドネ出走者はACPによって名前が掲示される。個人情報は商業的に利用されることはなく、また第三者に提供されることもない。 シューペル・ランドネ出走者はこれらの規則に完全に同意したとみなす。詐欺、不正、不当な規則違反はすべてのACP主催イベントおよび日本国内のAJ統轄下イベントから排除される結果となる。 出走者は訴えや苦情をACP representativeであるAJ会長に書面(メールを含む)で送ることができる。ACP representativeは見解を添えてACP役員会(Board of Directors of ACP)に送付し、ACP役員会が最終決裁者となる。 |
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改訂箇所
赤が改訂部分を示します。シューペル・ランドネ/AJ規定 (2016/08/05 更新)日本でのシューペル・ランドネは日本の交通、社会状況などを考慮し、ACP規則に若干の変更を加えたAJ規定で実施します。ACPが定めたシューペル・ランドネ規則原文およびその訳文はACP資料のページをご覧下さい。 0. はじめにシューペル・ランドネの精神は走者の自由と成熟度があって成立します。
1. シューペル・ランドネ (Super Randonnees) とは?シューペル・ランドネはACPが認めたルートを規定の条件で完走すると、ACPが認定する挑戦的なパーマネントです。世界的に有名なものから無名のものまで、峠やピークをいくつも含む山岳地帯を走り、景色は最高です。距離は約600km(373マイル)、累積標高は10,000m超(32,800フィート)にもなります。 申込み時に出走者はシューペル・ランドネをツーリスト(Tourist)部門かランドヌール(Randonneur)部門で走るか選択します。
シューペル・ランドネはパーマネントなのでルートが通行止めになっていない限り一年を通していつでも走ることができます。出走者が出走日時を自由に決められるシューペル・ランドネは、BRMのように主催者が直前に下見や試走をしてルートを確認しません。出走者は出走前に通行が可能なことを確認してください。
2. 出走者についてシューペル・ランドネへの参加出走は主催者に申込む。 申込みを済ませると、出走者はブルベカードとフレームバッジを受け取る。走行中は両方とも常に携帯しておく必要がある。 シューペル・ランドネは所属団体に関係なく全てのアマチュア・サイクリストが参加出走することができる。 各出走者は適当な損害賠償責任保険に加入していなければならない。
参加出走できるのは人力で動く車両で、動力が完全に乗車している人の力によるものに限る。なおかつ、日本の公道で使用可能な車両であること(スケートボードなど遊具に分類されるものは公道で使用できない)。 エントリーした参加者出走者は単独でも グループでも走ることが可能である。 日本国内でのシューペル・ランドネは 20 歳未満の人は参加出走できない。
3. 出走者の義務出走者は道路交通法交通法規に従って走り、必ず信号を守ること。各出走者は個人的なサイクリングをしていると見なされる。ACP、AJ、主催クラブ、主催者はシューペル・ランドネ参加中走行中のいかなる事故についても責任を負わない。 ルートおよびコントロール(PC)は詳細なキューシートに示され、GPSファイルも用意されている。ショートカットや回り道は認めらない。 ランドヌール部門での出走者は公式のスタート場所から出走しなければならない。ツーリスト部門の出走者はキューシート上のポイントのどこからでもスタートできるものとする。 各出走者は自己完結が求められる。頻度に関わらずサポート車両はコース上、コントロール上ともに認められない。 夜間走行に備えて自転車本体にしっかりと固定された前照灯と尾灯が必要である。 修理できない灯火の故障等に備え、予備の灯火装備を強く奨励する。 ベル装着とヘルメット着用を義務付ける。前照灯2つ、ヘルメットに尾灯(点滅可)を装着すること。装備に関してはBRM規則第6条に準ずる。 明るい色の服装、サバイバル・ブランケット、携帯電話の所持を強く奨励する。
4. 申込み各出走者は主催者に連絡を取り参加費を走行予定日の30日前までに支払うものとする。完走すると記念メダルがある場合もある。メダルがある場合には申込時または完走後のブルベカード提出時に注文できる。ブルベカードを返送することで申込みをキャンセルすることができるが、主催者からの返金はメダル代のみである。 ツーリスト部門においてブルベカードは登録完了日から三年で失効する。 ツーリスト部門では出走日時の指定は不要だが、公式のスタート地点以外から出走する場合はその場所を主催者に申告しなければならない。 5. コントロールと通過確認ツーリスト、ランドヌール部門ともに出走者はブルベカードに姓名と住所を記入すること。スタート時刻、ゴール時刻、指定されたコントロールすべての通過時刻を記入しなければならない。時刻は日付、時、分、を含む(日付が必要なのはスタートとゴールのみ)。ただし、コントロールにオープン・クローズ時刻の設定はない。 シューペル・ランドネのコントロールは山頂や峠のように人里離れた場所である場合が多い。そのような場合、出走者は指定の標識下に自転車を置き、その写真を撮って通過を証明することができるしなければならない。標識は地名(峠、山頂)を示しており、簡単に見つけることができる、状況が許せば、出走者はコントロールで写真を撮影する代わりに、コントロール地点の施設においてブルベカードにスタンプを押すことでコントロールの通過証明とすることができる。スタンプはコントロール地点の名前が表示されていなければならず、さもなければ無効である。また、主催者は「奨励情報(information and recommendations)」で詳しい情報を提供している。主催者にEメールで情報を求めることもできる。 街中にあるコントロールについては、街の入口または出口にある地名標識の前に自転車を置き写真を撮ることで通過証明とすることができる。カフェ、パン屋、食料品店、ガソリンスタンドなどの地元施設でブルベカードに通過証明を貰うこともできる。 必要な写真や通過証明が揃っていなかったりの不足、コントロールの時刻欠損、ブルベカード紛失(出走後どれだけ走ったかに関わらず)は失格となる。各出走者がそれぞれのコントロールで通過証明とブルベカードへの必要事項記入に責任を持たなければならない。グループライドの場合は、各自転車の写真が必要である。出走者一人ずつ写真を撮ることを強く奨励する。出走者が一緒に写真に写ることはかまわないが、それぞれの自転車が写っていなければならない。 スタート地点および途中でシークレット・コントロールを行う場合がある。 ランドヌール部門で出走し50制限時間を超えてゴールした場合、通過証明関連が全て揃っていればツーリスト部門での認定とする。 出走者はゴールでブルベカードに署名をした上で通過証明の写真を添えて主催者に返却しなければならない。写真は電磁的記録(メール添付の写真ファイル)での提出もできる。ブルベカードは認定が下りた後に認定番号と一緒に返却される。
6. その他シューペル・ランドネは他のイベントやブルベの一部として行われるものではない。 シューペル・ランドネは600kmのBRMと同じコースかつ同じ日時に行うことはできない。 シューペル・ランドネはパーマネントなので、主催者は年間を通して出走を受け付けなくてはならない(通行規制がない場合)。主催者は希望する場合に日付を指定することができる(注:「より多くのランドヌールの参加出走を促すために、主催者は参加者出走者に対して特定の日時のスタートを奨励してもよい」の意。ただし参加者出走者に対して特定の日時のスタートを奨励すること自体は推奨されない)。ただし全ての規則を遵守することとする。特に頻度に関わらずサポート車両を使用してはならない。走者に替わってコントロール業務(=通過証明)を実施してはならない。主催者はツーリストとランドヌールの選択肢を用意する必要があり、走者に走行スケジュールを指定してはならない。 シューペル・ランドネ出走者はACPによって名前が掲示される。個人情報は商業的に利用されることはなく、また第三者に提供されることもない。 シューペル・ランドネ出走者はこれらの規則に完全に同意したとみなす。詐欺、不正、不当な規則違反はすべてのACP主催イベントおよび日本国内のAJ統轄下イベントから排除される結果となる。 出走者は訴えや苦情をACP representativeであるAJ会長に書面で(メールを含む)で送ることができる。ACP representativeは見解を添えてACP役員会(Board of Directors of ACP)に送付し、ACP役員会が最終決裁者となる。 |
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